【船橋市】日曜日限定!こだわり珈琲とプリンのお店。家族で彩る店内は、レトロ感溢れる温かさが魅力です。
市の中心部を流れ、また「船橋」という名称が生まれるきっかけとなった海老川は、今も昔も市民にとって生活に深く結びついた存在です。
中流部付近には「海老川ジョギングロード」という遊歩道が整備され、ジョギングやウォーキング、春には桜の名所として賑わい、憩いの場として地域の方々に親しまれています。
そんな憩いの場から少し歩いて住宅街へ入ると、もう一つのホッと一息スポットがあります。
今回ご紹介するのは日曜日限定営業のお店、その名も「海老川珈琲」。
喧騒から離れ、静かな住宅街に溶け込んだ素敵なカフェです。
家族で彩る店内はレトロ感たっぷり
お店の場所はJR船橋駅北口から徒歩20分ほど、バスを利用すると駅から4つ目の停留所「八栄小学校入口」で下車し、徒歩3分ほどの住宅街の中。
二世帯住宅として使用していたご自宅の1階部分をお店として改装されたそうです。
中に入るとそこは素敵な空間が広がっています。
テーブルや椅子をはじめ、店内を彩るインテイリアの数々は店主の後藤さんご夫婦が
5~6年かけて各地の蚤の市や古道具屋を回って揃えられたとのこと。
ご夫婦がお店を開くことを思い描きながら長年大切に手入れされてきた家具は、
店内に明るさと温かさを与えてくれています。
パッと目をひく額縁に飾られているのは、日本で古くから親しまれている”手ぬぐい”。
季節やイベントによって定期的に入れ替えているとの事です。
こちらは、現役の美大生という後藤さんのお嬢さんの作品。
ガラス造形を専攻されているということで、作品もガラスアートです。
未来のアーティストのギャラリーの場でもある店内。
定期的に作品が並ぶそうなので必見です!
また店内の半分は座敷になっており、小さなお子さんや赤ちゃん連れにもおすすめ。
決して大がかりな改装はされておらず、
床の間やふすまはそのまま残されています。
お店がご家族の温もりやレトロ感溢れる優しい雰囲気に包まれているように感じました。
こだわりが詰まった珈琲とプリンは絶品
そしてお店で頂けるメニューはこちら
看板メニューの「珈琲とプリン」(850円)をオーダーしました。
手廻し焙煎機でじっくり焙煎されたコーヒー豆を使用、
丁寧に淹れて頂いた一杯は、強い苦みや酸味はなく、コクとまろやかさを感じます。
一口でほっとする味わいです。
続いてプリンを。
材料は卵、砂糖、牛乳という昔ながらのシンプルな蒸しプリンです。
口触りは硬すぎず柔らかすぎず、それぞれの素材が生きた優しい味わいです。
そしてそれを引き立たせているカラメルソースが絶品!
苦味と甘味のバランスが絶妙で、コーヒーとの相性も抜群です。
”シンプルなものほど難しい”と言いますが、
珈琲もプリンも手間を惜しまず時間を掛け
「まだまだ研究中です」という後藤さんの言葉に、看板メニューとしてのこだわりと自信を感じました。
そのほかに冬の時期限定の温かい飲み物も。
あんこ玉珈琲(750円)は想像するだけで美味しそう。
次回はぜひ頂きたいと思います。
地域に溶け込み、人々に愛されるお店を
平日は現役サラリーマン、日曜日はカフェのマスターとしての顔をもつ後藤さんは、趣味として長くコーヒーに親しみながら、開業する目標に向けて老舗喫茶店でも勉強を重ねられました。
そして生まれ育った地で、今年の5月に念願のお店「海老川珈琲」をオープン。
海老川散歩の途中に、お昼下がりの休息にと、地域の方々がホッとひと息つける場を提供されています。
海老川周辺では現在、新たな街づくりが計画され少しずつ建設が進められており、これからだんだんと周囲の環境や風景が変わっていきそうです。
そんな中でも「海老川珈琲」は、昔懐かしい雰囲気で包まれた温かさとともに、安らぎや落ち着きを与えてくれるお店です。
一週間の始まりの日曜日、ゆったり寛ぎながら美味しい珈琲とプリンでエネルギーチャージしませんか。
「海老川珈琲」
◇住所:船橋市夏見2-30-3
◇電話番号:047-422-1639
◇営業日:日曜日 10:00~17:00
◇駐車場はありません
◇Instagram
◇支払いは現金のみです
<アクセス>
◇JR船橋北口から徒歩20分
バス利用「船橋グリーンハイツ方面行」乗車、「八栄小学校入口」下車徒歩3分
◇海老川ジョギングロード「さくら橋」から徒歩10分