世界最大の通販番組化する 『AppleEvent 』のメインは『 #M1ウルトラ』の登場!3月9日
KNNポール神田です。
米Appleが、予告どおり、日本時間の3月9日(水曜日)深夜の3:00(日本時間)より、Apple Eventを開催した。
公式のYouTubeチャンネルでは、字幕を日本語に設定すれば、ちょっとおかしな日本語字幕で全編、1時間で視聴できる。
正確な日本語はこちらのAppleのJPサイトからどうぞ!
https://www.apple.com/jp/apple-events/march-2022/
※左下のボリームの横の字幕スクリプトから日本語を選択できる
Apple大絶賛の紹介記事は、他の記事サイトにおまかせするとして、このコラムでは、いつものように、愛のある辛口批評でお届けしたいと思う。
■擬似ライブから、完全録画による世界最大の通販番組が開始!
コロナ禍によるイベントは、多くの新たなオンラインイベントを誕生させた。しかし、Appleに関しては、すでに『ライブイベント』いや、『イベント』ですらなくなってしまった。
冒頭の挨拶からすぐに、AppleTV+が間髪入れずにはいる…。
おそらく、プロンプターを見ながら、身振り手振りの『ろくろ回し』の素人演技もここまで回数を重ねれば独自の芸風になる…しかし、それはどうみても、計算された画角による通販番組である。
録画だからこそ、生で完全な日本語の字幕で視聴することができた。
2年前のAppleEventで感じたいた疑似ライブの違和感は、2022年、ついに『世界最大の通販番組』として視聴するのが正解だと感じた。
■全編録画によるAppleのライブイベントは、1時間にわたる全編コマーシャルだった https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20200916-00198591
スティーブ・ジョブズの2時間にも及ぶ、ライブショーの姿を踏襲しながらも、観客のリアクションのまったくない異質な通販番組イベントとなった。
■『Apple TV+』が遂に『野球』のスポーツシリーズをエクスクルーシブで届ける時
【1】あきらめの悪い『Apple TV +』の紹介から今回のイベントは始まった…。
いつまで『モーニングショー』を紹介しているんだろうと思いながらのCEOティム・クックの自画自讃の世界最大の通販番組がはじまった。
挨拶から唐突にAppleTV+だ。NETFLIX 、AmazonPrime、Disneyに大きく差を空けられたAppleが挑むのが、スポーツライブだ。しかもAppleTV+でしか見られないというエクスクルーシブな金曜の2つのゲーム。お金をかければそれだけ集められるが、果たして金曜日の夜にビールを飲んで野球をみんなで観戦するというスタイルは浸透するのだろうか?NETFLIXらにないものとすると、筋書きの無いもので残るのは、24時間ニュースくらいのものだ。
■2022年世界サブスクランキング 1位は2.2億人のNETFLIX
AppleTV+は大きく差をあけられている…。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20220131-00279762
■『ゼレンスキーグリーン』にして、ウクライナ支持の寄付にすべきだった『アルパイングリーン』
『iPhone13』に関しては、2022年9月には新たな『新製品』が登場するので、そろそろ話題切れな時だ。とはいえ、あと半年は、新製品は、影も形も噂もでてこないので、そんな時の新色の発表である。今回は『アルパイングリーン』だ。
そもそもカラーバリエーションは、T型フォードが黒のモデルしかない時に、塗料メーカーのデュポンから傘下のGMに、1920年に送り込まれたアルフレッド・スローン社長が、毎年カラーとモデルチェンジを変え若者向けのシボレーを登場させたことによって発明された『計画的陳腐化』のビジネスモデルだ。iPhoneのビジネスは毎年9月『計画的陳腐化』プロダクトを発表し、2年を目安に買い替えのタイミングで、いまだに高価なカメラ付き携帯電話を販売することに成功している。
むしろ、iPhoneの『RED(AIDSの終わり)』シリーズのように、売上から寄付を贈るという『カラー戦略』があるのだから、今回はウクライナへの支援の意味で『ゼレンスキー・グリーン』とすれば良かったのではないかと思う。この色を見た瞬間に、ゼレンスキー大統領のTシャツ姿が目に浮かんだ…。
ロシアへの経済制裁だけでなく、購買でウクライナの支援につながるという人道支援をキャンペーンとするのも、Appleらしいと思うのだが…。2022年3月18日発売だからぜひ一考を!
■『iPhone SE』4.7インチサイズは人間の手のひらが変わらない限り不滅のサイズ
iPhone SE (PRODUCT)REDを買うたびに、COVID-19対策のために 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に 直接寄付されます。
4.7インチの『iPhoneSE』は、人間の手のひらのサイズが変わらない限り過不足のないサイズとして、最新のチップセットとOSで最後に登場するプロダクトとして位置づけられている。登場サイクルも数年おきなので、買い替えの一定層は確保できている。筆者もこのサイズの愛好者だったが、老眼という身体的疲労でいまは、かつてはデカすぎるとおもっていたMAXサイズを愛用している。
現在最新の『A15BIONIC』が搭載され、値段も非常にリーズナブルだ5万7,800円。しかし、64GBでは動画でこころもとないので、256GBとすると7万6,800円だ。
ここは、ストレージ容量でガッチリ儲けるAppleらしい価格設定だ。
マクドナルドはポテトで儲け、Appleはストレージで儲けるからだ。
■iPhone13シリーズ、ストレージ価格差は最大6万円 Appleはストレージだけで1台4万円儲かる
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20210916-00258460
■M1 iPadAir10.9インチは、iPadProとの差は10MP超広角バックカメラの違いくらい
11インチM1 iPadPro(第3世代)のユーザーは愕然とし、A14のiPad Air(第4世代)のユーザーも愕然とする発表だ。喜ぶのはiPadを買わなかったユーザーだ。Airといいつつも461gもあり、iPad Proの466gとたったの5gしかAirではない。
しかも今度はフロントカメラも12MPの超広角となった。
やはり、ほんの数年で同様のモデルが登場し、カテゴリーがあいまいになるのはよくない傾向だ。それだけ、Proの性能よりも、iPad Airや MacBookAirの性能アップの方が売上に対してのインパクトが大きいからだ。
だからこそ、追いつけないほどの性能比を生み出す必要があった。
■今回のメインは『M1Ultra』搭載の『Mac Studio』
M1 MAX同士のダイをつなげぎあわせるという『UltraFusion』という隠し技で、『M1Ultra』は発表された。
M1 MAXがそんな機能をもっていたとは!!!
これは、計画的犯行なんだろうけど、いまだにM1MAXのノートが入手できないのはこちらのモデルでも生産されているからなんだというタネあかしがなされたような気分だ。
今回のCPUを見ると明確な同じシリーズの中でも、CPUのパフォーマンスを倍にすると、本体の値段も倍にするという『Pro』モデルの戦略に非常に関心した。
一応、配送日だけ確認したら、来週 3月18日に沖縄でも届くという…。
東京のYouTuberと同じ条件である。
もちろん、Appleなので、そのまま
返品もできるし…。
後悔する前に注文してから考えてもよい…。
24万9,800円 で残りの人生 5年くらいは変わるかも…。
いやいや M2 を待てと心のどこかで叫ぶ声が聞こえる。
変わるのは速さだけだ。
PowerPC を買ってどれだけ満足したか?を思い出そうとする…。
しかもPaydyの後払いだと24回2年払いで、
1ヶ月あたり たったの1万0408円で買える。まるでリースだ。
そして、2年後でも50% の価値は残存しているので、結果としてそれから、メルカリやヤフオクやジモティで販売しても、一ヶ月あたり5,000円のリターンだ…。
これは、くだらないサブスクやめれば捻出できる金額だ。
しかし!
25万円でM1 Urtlaが手に入る…と誤解してあやうくポチリそうになった。
おっと!! 危ない!249,800円は、M1 MAXだった。いや、MAXでもパフォーマンスは十分だ。しかし、Ultraをみた後だと、価値は1/2だ。
急遽、
M1 Ultraを選択すると、477,800円となって、購入は、冷静に判断することができた。
早く注文しないと、何ヶ月も待たされる…。キャンセルもできる、リセールバリューも高い…。いろんな焦燥感がまともな判断をできなくさせる。
Appleの通販番組イベントを1時間を見ている間は、常に、平常心と冷静な判断が求められる。
自分の仕事がそこまでのスペックを要求しているかどうか?
万人がGPUをブン回して、8K動画を編集するわけではないのだから…。
しかし、あと2年もすれば、みんなが使っている素晴らしい世の中になり、M2 M3でのモデルチェンジで、また、同じ思いになる…。そう、モデルチェンジの歴史はくりかえす。
T型フォードでクルマを所有することを覚え、自動車産業が発展した後、GMのモデルチェンジが謳歌する時代が1920年から、1970年代まで50年間、続いたように…。