子供の伸びる力を奪う!ついつい出ちゃう【NGフレーズ】あなたは使っていませんか?
子供の伸びる力を奪う!ついつい出ちゃう【NGフレーズ】あなたは使っていませんか?
子育てをしていると、子供はかわいいと思いつつ、ついイラッとしてしまうこともありますよね。
急いでいるのに「自分で自分で!」と言って着せた服を脱ぎ出したり、履かせた靴を脱いで履き直したり、「今日はお菓子買わないよ?」と約束して行ったスーパーで「買って買って!」と駄々をこね始めてしまったり。
そんなシーンでつい言ってしまいがちなNGフレーズをご紹介しつつ、それに代わる言葉もご紹介していきます。
・「◯◯しちゃダメ!!」
「そっち行っちゃダメ!」「売り物に触っちゃダメ!」など「ダメダメ」攻撃してしまうシーン、ありませんか?
子供は抽象的な指示が苦手です。「◯◯しちゃダメ!」と言われると「じゃあどうすればいいの?」と思ってしまって、ただ萎縮してしまうことも。
きちっと理解して受け入れてもらうためには、理想的な行動を具体的に伝えることが望ましいです。
例えば「そっち行っちゃダメ!」なら「ここからここまでの中にいようね」、「売り物に触っちゃダメ!」なら「病気が流行っているから他の人が買うものは触らないであげようね。これは買うから触っていていいよ。」と具体的に示してあげると理解がしやすいものです。わかりやすい理由もつけてあげられるとより良いです。
・「鬼来るよ!」
子供に注意をする時に「鬼くるよ!」と言うご家庭も多いかと思います。しかし、鬼の恐怖で子供を律するというのは、子供の力を伸ばすこと、自立させることとはかけ離れてしまいます。
鬼が来るからダメ、というのは本質的な理解になっておらず、なぜダメなのかが理解できないまま、恐怖でその場は言われた通りにするようになります。
そうすると、本質を理解していないので別の似たようなシーンでの応用が利かないのです。なぜダメなのか、約束を守ってくれないとママやパパはどんな気持ちになるのか、といったように理由と感情に訴えかける方が子供がしっかりルールを学ぶことができますよ。
これは寝かしつけのときも同じ。
「早く寝ないとお化けがでるよ!」なんて言ってしまいがちですが、これは逆効果。数日は怖くてさっと寝るかもしれませんが、「夜遅い=お化けが出る」というイメージを植え付けてしまって逆に怖がって眠れなくなってしまう可能性も十分に考えられます。
「早めに寝て、また明日早く起きて、朝ごはんにこの美味しいイチゴを食べよう!」などと言ったほうが子供のモチベーションは上がります。
・「貸して!ママがやるから!」
子供が自分で上着を着たり、靴を履こうとしても失敗する未来が見えちゃうこと、ありますよね?
“このまま待っていても時間がかかるし、どうせできないんだろうな…”そんな風に感じるとつい、「貸して!ママがやってあげる!」なんて言ってしまいたくなります。
しかしそれでは本人の成功体験にならないうえ、「あなたにはできないから貸しなさい!」と言われたようになり、「なんだぁ、ママは私の力を認めてくれてないのか」「私はできない子なのか」と“自分はできない子”の認識を生んでしまう可能性があります。
急いでいる時でも10秒くらいは待てる!と言い聞かせて、貸してと言いたくなったところから10秒待ってみる心がけはおすすめです。実際10秒程度の差なら、信号に捕まるか捕まらないかで変わりますからね。
そうすると、意外とできそうな兆候が見えたりするものです。子供の力って、大人の想像を超えてきますよね。
ちなみにこの言葉、パパが寝かしつけを担当しようとしてくれた時のNGフレーズでもあります。こちらは改めて、パパが寝かしつけをマスターする方法として紹介させていただきます。
他にもたくさんNG声かけの言い換えを動画でご紹介しています。
▼【みんな言う!】子供の伸びる力を潰すNGフレーズ7選
とは言っても、言ってしまうことはありますよね!
言ってしまったことに落ち込む必要はなく、事前に気づけた時に「他の言葉に言い換えよう!」と意識できるだけで良いと思います。
ママ・パパ自身も親だから…と縛られすぎることなく、笑顔で子育てしていきたいですね!