「ほうれん草は写真のように茹でないで!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん「正しいほうれん草の茹で方」を知っていますか?
ほうれん草はアクが多い野菜なので茹でることが必須ですが、その際に上の写真のように茹でるのはNGです。
今回は栄養士がその理由を詳しく解説していくので最後までご覧くださいね。
今回の目次
1 ほうれん草の栄養について
2 選び方・保存方法
3 写真のようにほうれん草を茹でるのがNGな理由
4 ほうれん草の正しい茹で方
1.ほうれん草の栄養
ほうれん草は野菜の中でも鉄の含有量がトップクラスです。そのほか、抗酸化作用が高いβカロテン・骨や歯の形成に欠かせないカルシウムやマグネシウム・免疫を強化するビタミンCなども豊富に含まれています。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・葉脈が左右対称になっているもの
・葉先がピンとしていて鮮やかな緑色のもの
・株が密で軸が短いもの
【保存方法】
湿らせたキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れたら野菜室で立てて保存しましょう。
3.写真のようにほうれん草を茹でるのがNGな理由
お待たせしました!「写真のようにほうれん草を茹でるのがNGな理由」を解説します。
その理由は、根の部分から茹でていないから
上の写真では、ほうれん草の葉の部分からお湯に入れていることがわかりますね。
ほうれん草などの青菜をお湯に入れるときは、かたい根の方から徐々に入れていくことで根の部分にもしっかり火を通すことができます。
【正しい茹で方】
葉の部分から茹でてしまうと、根に比べて火の通りが早いので、加熱ムラができてしまいます。
(4)では「ほうれん草の正しい茹で方」を解説していきます。
4.ほうれん草の正しい茹で方
①ほうれん草は根元に泥が溜まりやすいのでボールを使い丁寧に洗います。
②たっぷりのお湯を沸かしておきます。
*たっぷりのお湯で茹でることで温度が下がりにくいので短時間で仕上がります。
③根元の切り口の部分を薄く切り、根元に十字の切り込みを入れます。
*十字の切り込みを入れることで火の通りが早くなります。
④②に塩を少々入れ、③のほうれん草を根元から入れたら10秒ほどお湯に浸かった状態で待ち、徐々に葉の部分もお湯に入れていきます。
⑤1分茹でたら氷水にさらしてアクを抜きます。
*氷水につけすぎるとビタミンCが流失してしまうのでほうれん草が冷えたらすぐに引き上げましょう!
⑥根元をそろえ、束ねたら両手で余分な水気を絞ればOK!
根元部分と葉の部分で時間差をつけることでかたい根元の部分も火をしっかりと通すことができます。
ぜひほうれん草を調理する際は参考にしてみてくださいね。
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