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元ヤクルト飯原誉士がBCリーグ栃木と選手契約。再び“二足のわらじ”で「50歳まで現役」へ!

菊田康彦フリーランスライター
2018年から活躍の場をBCリーグに移した飯原(2019年10月筆者撮影)

 ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスが5月18日、飯原誉士(いいはら・やすし)野手総合コーチ(39歳)との選手契約を発表した。飯原は今後、選手兼野手総合コーチとなる。

 栃木県小山市で生まれ育った飯原は、小山高、白鷗大を経て、大学生・社会人ドラフト5巡目で2006年に東京ヤクルトスワローズに入団。2年目の2007年から2年連続で規定打席に到達し、2008年は打率.291(セ・リーグ17位)、9本塁打、28盗塁(同6位)をマーク。2010年には3度目の規定打席到達で自己最多の15本塁打を放つなど、2017年までヤクルト一筋に12年プレーした。

 ヤクルトを退団後は選手兼任コーチとして栃木に入団し、1年目の2018年は50試合に出場して打率.309、5本塁打、33打点。2年目の2019年も38試合で打率、360、6本塁打、24打点の成績を残し、ヘッドコーチとしてのみならず、選手としてもチームのBCリーグ初優勝に貢献した。

 ところが2020年は選手としては4試合の出場に終わると、昨年は代打として1打席に立ったのみ。今年は野手総合コーチとして開幕を迎え、選手登録はされていなかったが、5月18日付で長南有航(ちょうなん・ゆうこう)内野手(21歳)がケガのために練習生契約となったことと併せ、飯原の選手契約が発表された。

 飯原は4月26日のヤクルト二軍との交流戦後、筆者の取材に応じて「今でも引退はしてないです。50歳まで(現役で)やるつもりでいます」と現役続行の意思を明言し、「(ファンに)勇気を与えられるようにやりたいですね」と話していた。栃木は今日、5月19日に小山運動公園野球場で午後5時から群馬ダイヤモンドペガサスと対戦するが、昨年6月26日以来となる飯原の出場があるか注目される。

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フリーランスライター

静岡県出身。小学4年生の時にTVで観たヤクルト対巨人戦がきっかけで、ほとんど興味のなかった野球にハマり、翌年秋にワールドシリーズをTV観戦したのを機にメジャーリーグの虜に。大学卒業後、地方公務員、英会話講師などを経てフリーライターに転身した。07年からスポーツナビに不定期でMLBなどのコラムを寄稿。04~08年は『スカパーMLBライブ』、16~17年は『スポナビライブMLB』に出演した。著書に『燕軍戦記 スワローズ、14年ぶり優勝への軌跡』(カンゼン)。編集協力に『石川雅規のピッチングバイブル』(ベースボール・マガジン社)、『東京ヤクルトスワローズ語録集 燕之書』(セブン&アイ出版)。

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