甘いみかんは「右」or「左」?元スーパーの店員が、甘いみかんを選ぶときの”たった1つのコツ”
ぱるとよのおすすめ記事がLINEに届きます!
1週間分の記事をまとめてお届けするぱるとよ「食の知恵を、お手軽に」が4月12日から配信スタート、毎週金曜日の11時47分にお届けします。食材の選び方・保存法からお手軽レシピ、キッチン周りの裏ワザまで盛りだくさん。ぜひ友だち追加してください。
<友だち追加の方法>
■下記リンクをクリックして友だち追加してください
LINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクは「Yahoo!ニュース エキスパート」との取り組みで特別に設置しています。
みかんが店頭に並び始めると、ついつい手が伸びてしまいますよね。しかし、袋に入っているみかんを選ぶとき、どれを選べばいいのか迷ったことはありませんか?見た目は似ているようでも、甘さに違いがあることがあるのです。
今回は、スーパーの青果担当者としてみかんを選んできた私が、甘いみかんを買うときに注意するたった1つのポイントを紹介します。
皮が「ツルッと」 VS 「ボコボコ」、どちらが甘い?
よく見ると、みかんの皮の状態に違いがあることに気づくことありませんか?冒頭の写真のように皮がツルッとしたもの(写真:左)と、ボコボコしたもの(写真:右)が混ざっていることがよくあります。見た目の違いが味に影響するのか、実際に糖度を測定してみました。
結果は、
皮がツルッとしたみかんの糖度は 11.9度。
対して、ボコボコしたみかんは 13.0度。
つまり、見た目が少し不格好なボコボコしたみかんの方が、糖度が高かったです。この結果には一緒に測定した子どもたちもびっくりしていました。「形が悪いから甘くないんじゃないか」と思いがちですが、私の経験からすると実際には逆なんです。
食べ比べてみると?
数字だけでなく、実際に味も確認してみました。皮がツルッとしたみかんと、ボコボコしたみかんを食べ比べてみると、明らかに味の違いを感じました。ツルッとしたみかんも美味しいのですが、ボコボコしたみかんの方が甘みが強く、濃厚な味わいでした。
ボコボコしたみかんが甘いことが多い理由
なぜボコボコしたみかんの方が甘いのでしょうか?
ボコボコしたみかんは水分が切れており、糖度が凝縮され味が濃いと言われています。そのため、ボコボコしたみかんは甘さが際立つことが多いのです。
ただし、品種や栽培環境によっては、みかんの甘さに差が出ることがあります。皮がボコボコしていても、必ずしも甘いわけではないことはご理解ください。
元スーパーの店員が選ぶみかんは?
私がスーパーでみかんを選ぶ際は、ボコボコしたみかんを選びます。バラ売りであれば、一つずつ手に取り吟味して選び、袋売りの場合も、できる限りボコボコしたものが多く入っている袋を選びます。家族で食べる時も、自然とボコボコしたものを選んでしまいますね。
今までは、子どもたちに皮がツルッとしたみかんを渡していましたが、これからはボコボコしたみかんの取り合いになりそうです。甘いみかんを独り占めしたい方は、この見分け方を教えない方がいいかもしれないですよ。
まとめ
- 皮がボコボコしたみかんの方が糖度が高い傾向がある。
- ボコボコしたみかんは、糖度が高く濃厚な味わいになることが多い。
- スーパーでみかんを選ぶ際は、ボコボコしたものを優先して選ぶと甘いみかんが手に入りやすい。
ぜひこの冬、甘いみかんを選ぶ際の参考にしてみてください。
【関連記事】(生活に役立つ「食材」の豆知識)
上記リンク先は外部サイト(ぱるとよ)へ移動します。