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甘いみかんは「右」or「左」?元スーパーの店員が、甘いみかんを選ぶときの”たった1つのコツ”

ぱるとよ料理研究家

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みかんが店頭に並び始めると、ついつい手が伸びてしまいますよね。しかし、袋に入っているみかんを選ぶとき、どれを選べばいいのか迷ったことはありませんか?見た目は似ているようでも、甘さに違いがあることがあるのです。

今回は、スーパーの青果担当者としてみかんを選んできた私が、甘いみかんを買うときに注意するたった1つのポイントを紹介します。

皮が「ツルッと」 VS 「ボコボコ」、どちらが甘い?

よく見ると、みかんの皮の状態に違いがあることに気づくことありませんか?冒頭の写真のように皮がツルッとしたもの(写真:左)と、ボコボコしたもの(写真:右)が混ざっていることがよくあります。見た目の違いが味に影響するのか、実際に糖度を測定してみました。

結果は、

皮がツルッとしたみかんの糖度は 11.9度

対して、ボコボコしたみかんは 13.0度

つまり、見た目が少し不格好なボコボコしたみかんの方が、糖度が高かったです。この結果には一緒に測定した子どもたちもびっくりしていました。「形が悪いから甘くないんじゃないか」と思いがちですが、私の経験からすると実際には逆なんです。

食べ比べてみると?

数字だけでなく、実際に味も確認してみました。皮がツルッとしたみかんと、ボコボコしたみかんを食べ比べてみると、明らかに味の違いを感じました。ツルッとしたみかんも美味しいのですが、ボコボコしたみかんの方が甘みが強く、濃厚な味わいでした。

ボコボコしたみかんが甘いことが多い理由

なぜボコボコしたみかんの方が甘いのでしょうか?

ボコボコしたみかんは水分が切れており、糖度が凝縮され味が濃いと言われています。そのため、ボコボコしたみかんは甘さが際立つことが多いのです。

ただし、品種や栽培環境によっては、みかんの甘さに差が出ることがあります。皮がボコボコしていても、必ずしも甘いわけではないことはご理解ください。

元スーパーの店員が選ぶみかんは?

私がスーパーでみかんを選ぶ際は、ボコボコしたみかんを選びます。バラ売りであれば、一つずつ手に取り吟味して選び、袋売りの場合も、できる限りボコボコしたものが多く入っている袋を選びます。家族で食べる時も、自然とボコボコしたものを選んでしまいますね。

今までは、子どもたちに皮がツルッとしたみかんを渡していましたが、これからはボコボコしたみかんの取り合いになりそうです。甘いみかんを独り占めしたい方は、この見分け方を教えない方がいいかもしれないですよ。

まとめ

  • 皮がボコボコしたみかんの方が糖度が高い傾向がある。
  • ボコボコしたみかんは、糖度が高く濃厚な味わいになることが多い。
  • スーパーでみかんを選ぶ際は、ボコボコしたものを優先して選ぶと甘いみかんが手に入りやすい。

ぜひこの冬、甘いみかんを選ぶ際の参考にしてみてください。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながら食育フリーランスとして活動中(500回以上 食育講座の登壇経験あり)。

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