ハードに使えるメッシュテーブルを百均素材で作る!熱した鍋や重い薪も置け、食器乾燥も出来るソロテーブル
最近は焚き火の側で使えるアイアン製の『メッシュテーブル』が人気を集めていますよね。
武骨なデザインとハードに使える堅牢さが魅力なのですが、サイズが大きくて重いのが難点です。
そこで、ソロキャンプに最適な小型サイズで耐久性のあるメッシュテーブルを百均アイテムで作ってみました。
このページでは、百均のジョイントラックのパーツを組み合わせて作る総アイアン製のメッシュテーブルを紹介します。
製作材料
アイアン製のメッシュテーブルを作る為に必要な材料は以下になります。
【製作材料】
・ジョイントラック用棚2型:1枚
・ジョイントラック用ポール39cm:4本
・トラス小ネジM6×50:4本
・蝶ナットM6サイズ:4個
・丸ワッシャー6×20:4枚
・スペーサー付きM6ナット:4個
百均のジョイントラック用ポールには3種類の長さがあります。
今回はヘリノックス チェアーに最適な高さにする為に39センチの長さのポールを使用しました。
もし、ネジやナット類がご家庭の工具箱にあれば流用しても良いでしょう。
取付金具を作る
通常ならジョイントラックの棚にポールを取付ける際は専用の樹脂製スリーブを使います。
しかし、樹脂製スリーブは加熱されると溶けてしまうので今回は使えません。
そこで、ボルトとナットを使って取付け金具を作ります。
まずは、ワッシャーを通したボルトを四隅のパイプに入れます。
そのままでは、パイプの内径に対してネジの外径が細すぎるので、中心に固定する事ができません。
そこで、『M6サイズの蝶ナット』を使います。
パイプに通したネジに蝶ナットを締め込んでいくと、ツマミの曲線がパイプの縁に均等に当たります。
すると、ネジがパイプの中心に固定されるという訳です。
最後にネジをドライバーで締め込むと完全に固定されます。
そして、蝶ネジの内側がポールの角に当たることを防ぐためにスペーサー付きM6ナットを通しました。
ここは、百均の金属製ストローをカットしてスペーサー代わりに使っても良いでしょう。
テーブルの脚
テーブルの脚として使うジョイントラック用ポールの先端には高さ調節用のアジャスターネジが付いています。
アジャスターネジを取り外すとM6サイズのネジ穴があるので、その穴に先ほど製作した取付金具のネジに通します。
四本の脚を取付金具にしっかりと固定します。
これで、メッシュテーブルの完成です。
テーブルとして
キャンプ用チェアに座って使用するには丁度良い高さのテーブルです。
低床の焚き火台でも使いやすい高さです。
天板が金属なのでキャンプ用ストーブをのせても大丈夫です。
食器やタオルの乾燥
このテーブルは洗った食器の乾燥にも使えます。
テーブルに洗った食器を置いたり引っ掛けたりして日当たりの良い場所に置くと、すぐに乾きます。
シェラカップの取っ手をフックとして利用すれば色んなものをぶら下げることも出来ます。
天板の素材が隙間の多いメッシュなのでタオルを乾燥させることも出来ます。
重量物を置く
テーブルの天板に使用しているジョイントラックの棚は、耐荷重が10kgあるのでダッチオーブンなどの重量物をのせる事も出来ます。
もちろん、火から下ろしたばかりの熱いダッチオーブンでも問題ありません。
他にも薪台としても使えます。
収納サイズ
収納する時は脚を取り外すだけです。
天板は折り畳むことは出来ませんが、サイズが40cm×25cmなので荷物の邪魔にはならないでしょう。
コンパクトなソロテーブルです。
最後に
ジョイントラックの商品注意事項には「火や熱源のそばに置かないでください」「本来の用途以外に使用しないでください」と記載があります。
恐らく、本体に炎が当たると素材の鉄を保護しているメッキが剥がれて強度が落ちてしまうのでしょう。
当然ですが、メーカーとしてはジョイントラック以外の用途で使用した場合の不具合に関しては保証外という事ですね。
もしメッキが剥がれたら、早めに耐熱塗料でメインテナンスすると良いでしょう。
ご参考までに。