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【ローソン】米菓「バンザイ山椒」のカップ麺をメーカー推奨の食べ方で食べてみた!

オサーンカップ麺ライター
「バンザイ山椒」のカップ麺(左)と本家の米菓(右)

人気米菓「バンザイ山椒」の味を再現したカップ麺

今回レビューするのは、ローソン限定で発売されたサンヨー食品のカップ麺「バンザイ山椒風味山椒塩らーめん」。岩塚製菓の人気米菓「バンザイ山椒」の味をカップ麺で再現しています。

掲示板で活躍していたキャラクター的な雰囲気を漂わせるパッケージの「バンザイ山椒」。本家は山椒を効かせた米菓ですが、岩塚製菓とサンヨー食品のコラボによりお菓子の味がカップ麺化されました。

推奨の食べ方
推奨の食べ方

パッケージには、お菓子をカップ麺に入れて食べるとさらにおいしいと推奨されているので、今回この食べ方もやってみたいと思います。とはいえ、このイラストを見る限りはまるで信用できないですけどね。

まずは米菓「バンザイ山椒」食べてみた

岩塚製菓「バンザイ山椒」
岩塚製菓「バンザイ山椒」

まずは本家のお菓子の方から食べてみたいと思います。筆者は今回のカップ麺が発売されるまでこのお菓子の存在を知りませんでしたが、ネットの評判を見る限りは多くの固定ファンを持つ人気商品で、今回食べる小袋サイズの他にピーナッツの入った大袋もあるようです。

緑色のおかき
緑色のおかき

緑色のおかきです。山椒の緑色を再現していると思われますが、この緑色は枝豆が練り込まれているようです。言われてみるとおかきの食感からも少し枝豆を感じ取ることができるように思います。

おかきはちょっと硬い食感で、強すぎずほどほどに山椒が効いていました。香りはとても良いですがシビレや辛味など刺激は期待しすぎない方が良いです。香りが良い大人の味で、ビールのおつまみに適していそう。

カップ麺「バンザイ山椒風味山椒塩らーめん」食べてみた

「バンザイ山椒風味山椒塩らーめん」完成
「バンザイ山椒風味山椒塩らーめん」完成

山椒の風味を効かせた塩味のスープに、細めでソフト食感の油揚げ麺と、2種の小粒あられ、ピンクのかまぼこ、そしてネギが合わせられています。緑がかったお菓子の「バンザイ山椒」とは似ても似つかない見た目となっています。

山椒が香るスープ表面の油脂
山椒が香るスープ表面の油脂

スープは塩味で山椒が強く効いており、シビレよりも華やかで香ばしい風味が印象的。原材料を見ると「粉末枝豆」が入っており、お菓子の味を再現しているようですが、枝豆の存在感はあまりありませんでした。 別に緑色でもありません。

スープで特に目立っているのは表面に浮く油脂で、華やかな山椒が香ります。お菓子よりもだいぶ強く、山椒好きにはたまらない味ではないでしょうか。スープの山椒以外の味はすべて山椒の引き立て役に徹しており、山椒のためのスープと言えるでしょう。

華やかな彩りの具
華やかな彩りの具

具の彩りが鮮やかなのも特徴となっており、カップ麺は黄と橙の小粒あられ、ピンクのかまぼこ、緑のネギが入っています。緑色のお菓子である「バンザイ山椒」を再現したカップ麺なのに、何でこんなに鮮やかなのかよくわかりません。

米菓「バンザイ山椒」をカップ麺に入れて食べてみた

パッケージで推奨されていたお菓子をカップ麺に投入して食べるのを、最初はやる気満々だったのですが、お菓子を食べておいしかったし、カップ麺も山椒が華やかで気に入ったので、両者別々に食べた方が良いのではないかと思ってしまいましたが、初志貫徹で入れて食べてみます。

カップ麺にお菓子を投入
カップ麺にお菓子を投入

お菓子とカップ麺どちらも山椒味なので特に味に変化が起こるわけではありません。おかきがスープや麺とマッチするかですが、炭水化物を炭水化物で重ねる米菓と麺の相性はあまり良くないように感じました。麺を食べ切ってからスープに入れた方が良さそうです。

おかきとスープの相性については悪くないのではないかと思います。特に時間を長く置くことでおかきがやわらかくなってスープを吸うと、おかきだけ食べるのとは違う魅力が感じられました。硬いおかきなのでやわらかくなるまで時間かかりますけどね。

ただやはり、両者それぞれ別々に食べる方が良さそうです。

お菓子の存在抜きでもカップ麺としての魅力十分

今回のカップ麺はお菓子の味を再現した商品で、食べ比べて味の違いを楽しんだり、お菓子をスープに投入して味の変化を楽しんだり、または「バンザイ山椒」の存在を知るきっかけになったりと、色々と価値が見出だせました。

そしてお菓子の存在を抜きにしても、山椒の風味が華やかなスープや彩り豊かな具によって、お菓子の存在を知らなくても山椒が好きならば十分に満足できるカップ麺でした。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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