全国のラーメンとかき氷が続々登場！ 『東京ミッドタウン八重洲』の「ヤエパブ」ってなんだ？
10日に開業する３番目の『東京ミッドタウン』
３月10日、東京駅八重洲口に大型複合施設『東京ミッドタウン八重洲』（東京都中央区八重洲2-2-1）がグランドオープンする。『東京ミッドタウン』は三井不動産が開発を手掛ける複合施設ブランド。2007年、赤坂の防衛庁本庁檜町庁舎跡地に『東京ミッドタウン』を開業。2018年には有楽町に『東京ミッドタウン日比谷』を開業し、今回の『東京ミッドタウン八重洲』が東京ミッドタウンブランドの３施設目となる。
官民一体となった再開発プロジェクトでもある『東京ミッドタウン』。今回の『東京ミッドタウン八重洲』は、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」として進められているプロジェクト。地上45階建て、高さ約240mの「セントラルタワー」と地上７階建ての「セントラルスクエア」で構成され、ショップの他にもオフィスやホテル、バスターミナル、区立小学校、認定こども園などが入る「街」となる。
2022年９月には先行する形で地下２階の「バスターミナル東京八重洲」と地下１階の商業ゾーンがオープンしていたが、３月10日に残りの商業ゾーンなどがグランドオープン。商業ゾーンは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」をコンセプトに、東京初出店を多く含むジャパンブランドにこだわった店舗が集結している。
個人店の魅力が集結する『ヤエスパブリック』
タワー棟２階には、「八重洲の新たなパブリックスペース」をコンセプトに据えたエリア『ヤエスパブリック（ヤエパブ）』が登場。約250坪の空間にはコンテナを模した店舗スペースが配置され、スタイルの異なる３つのゾーンではテーブルやローソファ、テラスなどがあるため、ニーズに応じた様々なスタイルで自由に過ごすことが出来るエリアとなる。
そして、『ヤエパブ』エリアの核となるコンテナスタイルの店舗スペースには、主に個人経営による路面店が出店。飲食店の出店に必要な厨房設備機器をデベロッパー側で用意するほか、出店期間を柔軟化したことによってテナントの出店ハードルが下がり、短期のチャレンジングな出店が可能になっている。スタート時には居酒屋やイタリアン、台湾料理、創作和食、クラフトビールバー、コーヒースタンドなどが出店。今後も入れ替わりで新たな店舗や業態が登場する予定だ。
注目すべきは「ラーメン」と「かき氷」だ
中でも注目すべきはラーメン店『POPUPラーメン』と、かき氷店『かき氷コレクション・バトン』。どちらも全国の人気ラーメン店や人気かき氷専門店が期間限定で定期的に入れ替わって出店するスタイルで、なかなか食べに行けない地方の人気店や、行列店などの味を気軽に楽しむことが出来る。
『POPUPラーメン』はラーメン評論家でラーメンデータバンク会長の大崎裕史さんが監修しており、地方の有名店や隠れた名店など今のラーメンシーンにおいて注目すべき店舗に出店をオファー。スタート時は京都の人気店『煮干そば 藍』が登場。京都でも人気の「煮干そば」はもちろん、東京オリジナルとなる「京都白だし中華そば」を提供している。
『かき氷コレクション・バトン』は、全国のかき氷店に精通する日本かき氷協会会長の小池隆介さんが厳選した名店が出店。トップバッターはかき氷ブームのトップランナーでもある、東京谷中の『ひみつ堂』が出店。本店と変わらない口の中で溶けるふわふわの氷と旬の食材を生かした自家製シロップのマリアージュを堪能することが出来る。
居酒屋で軽く飲んで締めにラーメンを食べたり、イタリアンを楽しんだりした後にデザートでかき氷を味わうなど、様々な業態の飲食店が集結する『ヤエパブ』だからこそ、その日の気分に応じて自由に楽しむことが出来る。新しく出来る『東京ミッドタウン八重洲』で、自分だけのスタイルを探してみて欲しい。
※写真は筆者によるものです。
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