子どもに片づけて欲しかったら「片づけなさい」と言う前に大事な3つのこと
小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけど何かあればすぐ片づく家で育てています。4人の子どもが幼い時は、片づけてもすぐに元通りになることばかりでした。
部屋が散らかっていると落ち着いて過ごすことができないし、探いモノが出てこない、何かを踏んでケガをするかもしれず、いいことは一つもないので子どもに「片づけなさい」と言う家庭も多いと思います。
しかしこの言葉、私も何度も言っていましたが、ただ意味もなく感情に任せて言っていても実は意味がないということがわかりました。
そこで今日は「片づけなさい」を言う前に大事な3つのことを紹介します。
①元に戻す場所を子どもはわかっているのだろうか?
子どもに「片づけなさい」と言葉をかけ期待するのは、床などに出しっぱなしにしているモノがそれぞれの置き場に戻りキレイになることでしょう。
しかし、子どもはモノをしまう場所をちゃんとわかっているでしょうか。
片づける(モノを元の場所に返す)のは、モノの指定席が決まっているうえでできることです。
大人はわかっているつもりでも、子どもは意外とわかっていないこともあります。子どものモノであれば、子どもが楽に戻せる場所に指定席を作らなくてはいけません。
大人が勝手に収納を考えるのもよいですが、片づけの主役は子ども、子どもに「どこだったら片づけやすい?」と相談し、一緒におもちゃの家(指定席)を考えるのも時には大事です。
②そもそも子どもに片づけをお願いする量が多すぎないか?
また、「片づけなさい」と言っても、そもそも片づけるモノの量が多すぎると子どもは最後まで片づけをやり遂げることはできないでしょう。
「子どもがおもちゃを片づけてくれないんです」と相談してく家庭の多くは、おもちゃが多すぎてどこにしまうか決めていないか、おもちゃの量が多すぎて子どもが片づけられる量を明らかに超えています。
子どもに片づけに協力してもらおうと思うのであれば、持っているおもちゃを全部を子どもの手の届く場所に置かないようにしたり、子どもに「ブロックだけ片づけてね」と片づけをお願いするおもちゃを限定したりすることが必要です。
③もう卒業できるおもちゃがないだろうか?
子どものおもちゃの収納スペースに、すでに卒業したおもちゃがたくさんあり、最近よく遊んでいるおもちゃがその辺に出しっぱなしの場合があります。
子どもに片づけをしてもらうには、今、遊んでいるおもちゃの家(指定席)が、出し入れしやすい場所にあることが大事です。
そのためにはも、子どもは成長するのでおもちゃの見直しが必要です。
成長して遊ばなくなったおもちゃを「捨てよう」と子どもに言って嫌がるようであれば「そろそろ卒業かな?」と卒業と言う言葉を使い、おもちゃの見直しを前向きに伝えましょう。
時には親が勝手に捨てることもあると思いますが、いつかおもちゃを卒業する時が来ることは伝え続け、定期的に卒業するおもちゃがないか声を掛けるとよいでしょう。
「片づけなさい」と言う時は笑顔でないからこそ
子どもに片づけをしてほしかったら、
①元に戻す場所を子どもは知っているか
②量は多すぎないか
③卒業できるおもちゃはないか
この3つが大事ですが、散らかっていると本当にイライラします。だからつい「片づけなさい」と言ってしまうのですが「片づけなさい」を笑顔で言っている人は少ないと思います。
子どものモノの片づけや、片づけバトルはいつか終わるとはわかっていても、やっぱり大変です。だからいつも無理をして片づけさせる必要はありません。
それよりも、日々成長する子どもとどこに収納場所を作ったらおもちゃを片づけやすいか考えたり、卒業できるおもちゃを一緒に選ぶ時間などを大切にし、日々のコミュニケーションの中に片づけを取り入れてほしいと思います。
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★藤原友子★
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