北九州でオススメしたいラーメン店3選!絶対食べたい豚骨ラーメンはココ!
福岡県北部に位置し、政令指定都市にも指定されている北九州市。
関門海峡に面した九州地方最北端の都市で、九州地方の玄関口として栄え、かつての四大工業地帯であった北九州工業地帯の中核を担い、人口も90万人を越える歴史ある土地です。
そんな北九州へ数年ぶりのラーメンの食べ歩きに行き、特に印象深かった3店舗をご紹介したいと思います。
①【南京ラーメン黒門】
2003年に福岡県の遠賀町で創業し、2016年1月に遠賀町から若松区青葉台南へ移転。今はなき伝説的ラーメン店と言われる【黒木】で教わった“南京ラーメン”を看板商品に掲げる行列のできるラーメン店です。
◆ラーメン
平網で麺上げされた麺はしなやかで、ややソフトな食感が楽しめる細麺。
白濁というよりも半濁ほどのアッサリとした豚骨出汁。
サラッとしながらコクや旨味に溢れ、塩味も少し強めでラーメンとしての魅力たっぷりで素直に旨いなぁと感心。
素朴で誰もが好きであろう一杯です。
②【くるめラーメン ぼたもち】
2003年に創業された、北九州で長年愛される人気店。
ご店主は久留米市のご出身だそう。
コチラへ伺いたかった理由の一つが、今はなき東京の豚骨ラーメンの名店【ラーメン きら星】のご主人で、無類のラーメン好きとしても知られる星野氏が、”豚骨ラーメンベスト3選”という形でYouTubeで紹介されていたうちの一つで、ずっと行きたかったお店です。
◆ラーメン
毎日別の釜で炊く新しいスープを少しづつ継ぎ足して作る”呼び戻し製法”で作る豚骨。
高度な技術が必要される製法で、熟成した香りとマイルドで豚骨の旨味が詰まったトロリとしたスープがコチラの特徴。
厚みのあるコッテリ感がたまりません。
そんな濃密な豚骨スープにシコッとした食感の細麺を合わせてあり、しっかりとスープを持ち上げます。
メニューにある替え玉もついつい頼みたくなる麺。
チャーシューやキクラゲも入ったこの一杯が、今なお550円で頂けるのは驚きでしかなく、人気なのも納得です。
③クモノウエ
北九州で味わえる“佐賀ラーメン”のお店。
佐賀の名店として全国的知名度を誇る【いちげん。】で修業されたご主人が、2021年9月に八幡西区鷹の巣で独立開業されました。
◆ラーメン+生玉子
豚の大腿骨のみから出汁を取り、昔ながらの”呼び戻し”と呼ばれる製法で煮込まれた豚骨スープ。
サラッとして豚のツーンと残る臭いがあって、これが九州の豚骨らしくて実に良いです。
丼の底には骨粉が沈みますが、油分は少ないので飲み口は軽いスープ。
しなやかに茹でられたシコッとした食感の細麺もスープとの絡みも申し分なく、うまい。
佐賀ラーメンの特徴とも言える生卵。この卵を麺に絡めたりスープに合わせて頂くのも楽しみの一つです。
北九州の豚骨文化に触れ、更に豚骨ラーメンの魅力に引き込まれた旅となりました。
まだまだ知らないラーメンが全国にはあり、これだから食べ歩きは楽しい!
北九州を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみて下さい。