奈良県吉野町の秘境にあり、全国のラーメンフリークやバイク乗りが足を運ぶラーメン店【ラーメン河】。

テレビなどのメディアにも度々取り上げられている、塩ラーメンが看板メニューの行列のできるお店です。

そんなラーメン河で修業されたご主人が三重県津市の美杉町で古民家をリノベーションして2023年4月にラーメン店を開業されたと、ラーメンフリークの間で話題になっていました。

その名も【ラーメン 山】。

山々に囲まれた美杉町の集落に開店されたお店へ行ってきました。

最寄駅は近鉄桔梗が丘駅だと思いますが、駅から20キロほど離れており、車やタクシー、バスでしか行けない場所だと思われます。

車1台がやっと通れるほど細い場所もある道路を走り、目的のお店がありました。

入口で前払いで注文するシステムで、らーめん河でも名物のまぐろ丼やいなり寿司も提供されています。

古民家をリフォームされ、テーブル席が並ぶスタイリッシュで落ち着いた雰囲気の店内。

屋号にもあるように席から山が望め、景色が良いです。

ご主人がお一人で切り盛りされており、飲み物や配膳は全てセルフサービスでとなっています。

◆塩ラーメン

優しくじんわりと染み渡る塩ラーメン。

素朴で鶏や和だしの魚介の味わいがジワジワと伝わってきて、塩ダレが穏やかにまとめます。

ラーメン河の味をしっかりと継承している事が伝わります。

柚子の皮が良い香りを放ち、これまた良いアクセント。

シコッとしたソフトな食感の細麺を合わせ、この田舎の雰囲気にもマッチ。

トッピングも河と同様で厚みのあるチャーシューや味玉、極太メンマや白菜などが入っています。

白菜の甘味や食感も素朴で良いです。

◆まぐろ丼

酢飯に漬けのマグロが乗った、修業先の河でも名物のコチラ。

赤身と脂の乗ったマグロを使っていて、塩ラーメンとの相性もバッチリで美味しいんです。

ご主人はバイクが趣味なのか、店内にバイクが飾られていて看板にもバイクが描かれています。

まだらーめん河さんほどの認知度がないのか、私が訪れた平日の11時頃は空いていたので狙いめかもしれません。

河譲りの優しい塩ラーメンとまぐろ丼を、のどかな雰囲気で味わえて良かったです。

ぜひ訪れてみてください。