10年前のドラフトで「トラウトの前に指名された24人」はどうなった!?
10年前のドラフトで、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の前に指名された選手は、24人を数える。投手が15人、野手は9人。全体14位のマット・パークは大学へ進んだが、2年後にワシントン・ナショナルズへ入団した。この時の指名順位は、3巡目・全体96位だった。
全体1位のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)をはじめ、ローテーションの一員として、今シーズンの開幕を迎えた投手は少なくない。全体19位のシェルビー・ミラー(テキサス・レンジャーズ)は5月中旬にブルペンへ回されたが、他の5人は先発投手として投げ続けている。全体22位のカイル・ギブソン(ミネソタ・ツインズ)は、トラウトやストラスバーグと同じく、プロ入りから一度も移籍していない。
一方、レギュラーの野手は、全体17位と24位の2人、A.J.ポロック(ロサンゼルス・ドジャース)とランダール・グリチック(トロント・ブルージェイズ)だけだ。ポロックは右肘の故障により、4月末から故障者リストに入っている。復帰はオールスター・ブレイク前後になる見込みだ。
また、全体3位のドノバン・テイトら6人は、メジャーデビューしていない。テイトは2017年に大学へ入り、アメリカン・フットボールのQBとして再出発を図ったが、その年の12月に退学した。ただ、全員がキャリアに終止符を打ったわけではなく、全体23位のジャレッド・ミッチェルは、パークとともに独立リーグのシュガーランド・スキーターズでプレーしている。
ちなみに、現在のスキーターズには、2008年にナ・リーグ盗塁王を獲得したウィリー・タベラスもいる。その他に、日本プロ野球を経験した3人、フェリペ・ポーリーノ(埼玉西武ライオンズ/2016年)、マット・ウエスト(オリックス・バファローズ/2017年)、オコエ・ディクソン(東北楽天ゴールデンイーグルス/2018年)もチームメイトだ。