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【河内長野市】今年は蛍が多いみたい。6月9日までの天野酒ホタルの宴は子供もOK、最強の日本酒バー!!

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野の初夏といえば、ホタル(蛍)ですね。市内に清流が流れているため、高向や日野のほうに行けば多くのホタルが見られます。その中でも河内長野駅から徒歩5分程度のところにあり、飲食を楽しみながら蛍の乱舞が楽しめるといえば天野酒さんだけではないでしょうか?

ホタルに関しては生態系の保全の問題もあり、安易に場所を通知すると人が殺到して影響が出てしまうため、紹介には苦慮するものです。しかし、天野酒さんの場合は例外で、美味しいお酒と食事を楽しみながらホタルの乱舞が気軽にみられます。

昨年の様子
昨年の様子

私も毎年この初夏の河内長野の風物詩ともいえる天野酒さんの蛍の宴を楽しみにしていて、おととし昨年と、夕暮れからお弁当の料理を頂きながら美味しい日本酒に舌鼓を打ちました。

画像提供:天野酒さん
画像提供:天野酒さん

今年もすぐ目の前でホタルの乱舞が見られる、桟敷の先頭の予約席(5,000円)があります。こちらを利用すると天空特製の「蛍BENTO」と日本酒などのドリンクが1杯がついたセットが堪能できます。平日はまだ席に余裕があるとのこと。

ここまで書いたときに、もしかしたら疑問に感じる人がいるのかもしれません。なぜ自分の膳を出さずに天野酒さんの画像を使ったのかということです。

それには理由があり、今年はあえて一般開放の時間を利用することにしました。これは一般開放の時間帯はどんな感じなのかを確認したかったのです。

ということで、今年は20時を過ぎてから天野酒さんに行ってきました。

入口にホタル観賞会場と書いてあります。

昨年はこの辺りで販売コーナーがあったようですが、ありませんね。いったいどういうことでしょうか?

実は奥にあります。理由は雨が降った時に対応するために屋根のあるところに設置したとのこと。実際訪問したのは金曜日の夜でしたが、途中で雨が降りました。しかし屋根の中だったのでテントに打ち付ける音があるのと、ホタルが一時的に、ほんの少しの間、木々の中に隠れたくらいの影響で済んでいました。

奥に販売コーナーがあります。行列ができる人気ぶりで、小さなお子様の姿もありました。

日本酒のラインナップです。全国新酒鑑評会の入賞酒1,500円をはじめ、純米吟醸生900円、うすにごり純米700円、純米無濾過700円、吟醸無濾過600円、にごり酒600円、冷酒クール500円、蔵出し生酒500円です。

もちろん、日本酒以外にもメニューがあります。びわ酒600円、もも酒600円、イチゴ酒600円、濃厚梅酒600円、ビール500円、ノンアルコールビール500円と幅広い品ぞろえがありますね。もちろん未成年らお酒が飲めない人のメニューもありますし、甘酒や日本酒の瓶などの販売も行っています。これはまさに期間限定の日本酒バーですね。

菰(こも)樽に氷が敷き詰められ、その中にビールが入っています。これは素晴らしいシチュエーションですね。

日本酒の仕込み水も飲めるようになっています。暗闇の中で提灯のように輝いています。

とりあえず個人的にいちばん好きな濁り酒を注文しました。

濁り酒(600円)と蔵出し生酒(500円)を頂きました。

そしておつまみやスイーツのコーナーもあります。

興味が湧きおこるメニューがあります。この期間は天空さんは営業せず、天空さんのスタッフの方が総出で対応しているようでした。

実際にいただいたのは、こちらです。時計回りにサザエのつぼ焼き850円、泉州ナスぶつ切り400円、ソーセージ500円です。

特にこちらの大きな特製ソーセージがしっかりとした味があり、食べ応えもあっておいしかったです。注文を頂いてから炙ってくれます。温かいままいただけます。

席については自由席で、空いているところが利用できます。そのため、特に週末は席がないかもしれません。どうしても座りたいとき、蛍が間近で見られる場所に座りたいときには、お弁当とドリンク付きの席を予約しましょう。

天井に照明はありますが、電気はついていません。

ホタルの明かりを楽しむために照明は最小限度にとどめています。

薄暗い照明のなか、大人の静かなバーの雰囲気ですが、目の前にいるのはバーテンさんではなく、天然のホタルが乱舞しているのです。

その一方で子どもたちも楽しめる、ある意味最強の日本酒バーなのです。

ちなみに、サザエはきれいに最後まで取れます。サザエの場合は良く内臓の途中で切れることがありますが、天空(天野酒)さんのサザエは、ふたつともきれいに取れました。取れるコツとしてサザエを焼いて、ぐつぐつ焼けた出来上がる前に調味料を入れることで綺麗に取れるという情報を見つけましたが、恐らくそれを実践しているのですね。

余りにも心地よいので、思わずもう一杯注文しました。

純米大吟醸生900円です。照明に照らされて幻想的です。

肝心のホタルですが、今年は昨年と比べてたくさん出ていました。昨年は「どこにいるのかな?」と探したものですが、今年は中に入った席からもホタルが乱舞しているのが見えるほど多く出てきていました。

6月9日までの期間限定ですが、今年はホタルが多く出ているのでぜひ見に行ってほしいと思いました。

ほんの少しだけですが、動画撮影しました。撮影のタイミングが雨が降り始めたので減ってしまったのが少し残念ですが、それでもホタルが浮遊しているのが確認できます。

ほろ酔い気分で天野酒さんを後にしました。こんなことを書くと天野酒さんに怒られるかもしれませんが、夕方からのゆったりとくつろいだ特等席の予約コースとは別に行われる20時からの一般開放も良かったです。良いお酒と良い料理、そして良いホタルと良さが三拍子そろったひと時が過ごせました。

一般開放をたとえるならば、居酒屋でもコース料理の席予約があり、それととは別にアラカルト注文ができる自由席があるのと同じようなものかなと個人的に思いました。

ちなみにこちらで生原酒をお土産に買って帰りました。この期間しか手に入らないフレッシュなお酒で、現場で飲んでみてとてもおいしかったのです。どんな味なのか楽しみですね。興味があればぜひ。

天野酒(ホタルの宴、6月9日まで)(外部リンク)

住所:大阪府河内長野市長野町12-18

前方指定席予約コース:18:30~21:30 5,000円(天空の前菜弁当とドリンク1杯つき)

自由席の一般開放時間:20:00~21:30

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩5分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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