手作りバターを作ろう 子どもの夏休みの自由研究に
「いつも記事楽しく読んでいます」という読者の方から連絡を頂いた。小学生のお子さんの夏休みの自由研究の題材として、食品ロスを画策しているとのこと。
よく、「子どもは野菜を食べない」と言うが、自分で育てた野菜はしっかり食べる、という。夏休みの間、野菜を今から育てて食べるのは難しいとしても、自分自身で食べ物を作ってみる体験は、食べ物の成り立ちや有り難みがわかり、食品ロスを減らそうという意識にも繋がるので、おすすめだ。
朝食のバタートーストや、トウモロコシのバター焼きなどに使うバターは、市販のものを買うこともできるし、自分で手作りできる。夏休みの機会に作ってみてはどうだろう。
バターの作り方
<材料>
生クリーム(乳脂肪分が42%以上のもの) 30ml(大さじ2杯)
<容器>
ふた付きの容器(100ml以上入るもの)
わりばし
<作り方>
1、生クリームは、よく冷やしておく。
2、生クリームを容器に入れる。
3、ふたをして、よく振る。
4、ふたを開けて、わりばしでかき混ぜ、出てきた水分を別のコップに移す。これを3回ほど繰り返す。
5、容器に残った黄色っぽいのがバター。出来上がり。
以上。
ペットボトルでも可能
インターネット上でも作っている人がいて、ペットボトルを使っている人がいた。ここではプラスティックごみに配慮して、ガラスのビンを使った。ペットボトルを使う場合は、底が、平らではなく、凹凸があり、撹拌されやすいものの方がいいようだ。
タカナシ乳業株式会社の生クリームには、パッケージに、作り方にアクセスできるQRコードが付いている。
作って食べた後は、市販のものと味を比べたり、市販のバターの表示を読んでみたりして、普段は買ってきている食べ物の成り立ちを調べてみよう。
<参考資料>
書籍『食で総合学習 みんなで調べて作って食べよう!2 バター・ヨーグルト』監修:和光鶴川小学校 文:藤崎友美 金の星社