【浴衣での所作・ふるまい】階段・椅子・食事など、浴衣姿を美しく見せる方法
真夏の浴衣姿は、見るからに涼しげで、美しいですね。
花火大会に着ていく、という人も多いのではないでしょうか。
浴衣姿が美しく見えるよう、気をつけたいのが、姿勢や所作・ふるまいです。
着慣れていない浴衣で、普段と同じように動いてしまうと、見苦しくなってしまうこともあります。
そこで今回は、浴衣姿が美しく見える所作・ふるまいについてお伝えします。
グラスなど、物を持ち上げる
食事中のグラスなど、遠くにあるものを取るときは、そで口に片手を添えましょう。
勢いよく腕を伸ばすと、そで口がはだけて、腕が丸見えになってしまうことがあります。
伸ばした手の下からそっと、そで口をおさえるようにして、もう片方の手を添えると上品です。
椅子に座る
椅子に座るときは、お尻を突き出さないようにするのがコツ。背筋を伸ばしたまま、脚力を使って、腰を下ろしましょう。
帯をつぶさないよう、背もたれには寄りかからず、浅く腰かけます。
猫背になると、いっきに老けて見えますので、背筋を伸ばして座りましょう。
階段の上り下り
階段を上り下りするときは、足を動かす前に、すそをつまんで少し上に引き上げます。
階段に対して、斜めになるよう足を動かすと、しっかりとステップを踏むことができます。
できるだけ、下駄の二枚歯が両方とも着地するように足を運びます。
歩くときに、足が痛くならないようにするには、花緒の奥まで指を入れすぎないことです。少しゆとりをもたせて履きます。
花緒がふれるところに、あらかじめ保湿クリームなどを塗っておくのもよいでしょう。
ペットボトルのドリンクを飲む
ペットボトルのドリンクを飲むときは、ボトルをわしづかみにせず、親指以外の4本の指を閉じ、下のほうを持ちます。
上唇を飲み口に入れたら、ボトルを傾け、ドリンクをそっと流しこむようにします。
もう片方の手を、飲み口に添えてもいいでしょう。
片手で持ってごくごく飲むと、豪快に見えてしまうのでご注意を。
せっかくの浴衣姿が台無しです。
以上、浴衣姿がきれいに見える所作・ふるまいについてお伝えしました。
この夏、ぜひ、お役立てくださいね。