金沢の伝統銘菓をアレンジ!お土産にも人気の「生しばふね」生姜が香るこし餡いりのしっとり食感のお菓子
皆さんは「一人旅」お好きでしょうか?私の母も、そして娘の私も一人旅が大好きです。母は新幹線や特急列車の車窓からの景色を眺めながら一杯、私は和菓子で一服と物は違えどこうして血は受け継がれていくのだろうなと実感しております。
復興支援や北陸新幹線の延線で話題の石川県金沢市。風光明媚かつ歴史情緒漂う街は、温泉や街歩き、グルメが溢れる今注目のエリア!そしてなにより、日本三大和菓子処のひとつともいわれております。
それだけに金沢を代表する銘菓やお土産は数あれど、1946年創業の和菓子屋「清香室町」さんには手乗りの文鳥を模した愛らしい羊羹「金澤文鳥」という商品があります。ですが、他にもおすすめしたい金沢の歴史を取り入れたお菓子も作られているのでピックアップ。
今回は清香室町さんの「生しばふね」をご紹介。
柴舟、と申しますのは燃料でもある柴をかつて運んでいた人力の小舟のこと。金沢市を流れる犀川や浅野川でも活躍しており、今では金沢市のお店で柴舟という生姜味の甘いお煎餅を作っています。船のような細身のラグビーボールのような形、そして生姜のすり蜜というところが共通項かと。
それでは「生」というのはどういうことかというと、こちらはお煎餅ではなく焼き饅頭のような焼き菓子となっております。小麦粉や石川県産のお米の米粉のほか、アーモンドプードルやバター、卵などを合わせ、豊かな風味とまろやかさが際立つしっとりとした生地で清香室町さん自慢のこし餡を包み、どこかケーキのような味わいも感じられる一品。
舌に触れるとわずかにひんやりとするすり蜜には生姜がピリリと。とはいえ、全て一緒にいただくと香ばしさとこし餡の甘味が優しく口の中に広がり、ワンテンポ間を置いてじんわりと生姜の風味が立ち上ります。最後の余韻として、ほんの少し刺激が残るのも忘れずに。
お日保ちもする個包装のお菓子は、お土産にもぴったりですね。旅行の記念として、しばらく想い出に浸ることもできるのも嬉しいところ。北陸新幹線かがやきの中でいただくのも、乙なものかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<清香室町・本店>
公式サイト(外部リンク)
石川県金沢市本多町2-1-2
076-262-2556
9時~18時30分
定休日 日曜・祝日