バスを待つ間に、ガッツリ本格横浜家系がいただける。お好みにあわせてカスタマイズできるのが楽しい。
博多バスターミナルで
博多駅に隣接する博多バスターミナル。そのビルの8階にある〈博多味のタウン〉にあるのは「横浜家系ラーメン角蔵家」。旅行や出張で訪れる人も多い、アクセスの中心でもあるこの場所で、博多ラーメンではなく、本格派の横浜家系ラーメンで勝負。博多で家系ラーメンのオープンラッシュだった2021年に登場。開店当時から人気は衰えることなく、バスを待つ間にガッツリいただけるお店です。
店前の大きな提灯や描かれる文字のデザインも特徴的ですね。そしてショーウィンドウがあるのもラーメン屋さんでは珍しいのではないでしょうか。綺麗にサンプルが並んでおり、お店に入る前に選びやすいですね。
お店に入ると、まずは食券を購入。メニューは基本の醤油に塩もあります。そして様々なトッピングメニューに、唐揚げや餃子のセット。平日のランチタイムは白ごはんが無料でいただけるサービスも嬉しいですね。
この「角蔵家」は、東京発の全国に150店舗を展開する「町田商店」の流れのようで、ラーメンはもちろん、雰囲気やデザインなんかも思わせる感じですね。賑やかな店内で、スタッフの接客も元気で気持ちいいお店です。
入口正面にカウンター席がありますが、テーブル席の方が多い店内。席数は結構多いですが、やはりバスターミナルという立地、行き交う多くの人々で賑わいます。
醤油ダレの効いた家系の濃厚豚骨スープには白ごはんは外せない。ランチタイムだったので、普通サイズをいただきました。サービスメニューの白ごはんですが、小から大までサイズも選べます。
全部のせラーメン(醤油)
スペシャルなメニューの全部のせ。味はやっぱり基本の醤油。ノーマルに比べると、チャーシュー増量に海苔の枚数も2倍。そして味玉も追加されています。うずらとほうれん草はデフォ。濃厚なスープの色合いはまさに家系、と思わせるビジュアルです。
大量の豚骨を贅沢に炊きだした濃くまろ豚骨スープ。そこにキレのある醤油ダレが加わるパンチが効いた味わい。鶏油もまた香ばしく旨味を出しています。
とろりと濃厚で、塩味が効いたインパクトある味わいですが、これがまた美味い。塩辛いわけではなく、豚骨の旨味と融合し、まろやかでクセのないバランスに仕上げられた深みある味わいのスープです。
この太麺もまた家系の醍醐味。濃厚スープを持ち上げ、もちもちっとした食感がたまらない。この麺とスープの絶妙な絡みは、本格派の横浜家系ラーメンですね。
綺麗に巻かれたチャーシューは、一枚が厚くて大きくて。程よい脂感で歯応えもあり味わいも良いです。スープと絡めるとまた美味しい。
海苔をスープにたっぷりと浸して、そして白ごはんに巻いて食べる。これもまた家系の美味しさ。だから白ごはんは必須なんですよね。
スープに浸したチャーシューを白ごはんに乗せていただくのも美味しい。全部のせをいただくと海苔やチャーシューが増量されているので、白ごはんと一緒にいただけるのもいいですね。
こちらは唐揚げセットです。ノーマルのラーメンに唐揚げと白ごはん。これはお腹いっぱいになるガッツリメニューですね。でもガッツリばかりじゃない、女性やお子様には、サイズが小さい小食ラーメンセットというのもありますよ。
サクサクっと揚がった唐揚げは、熱々でジューシー。とっても美味しい。
そして家系ラーメンの特徴である、豆板醬におろしニンニク、さらに紅ショウガ。これらをトッピングしながら味変を楽しむのも家系の醍醐味。おろしニンニクでスープにパンチを加えながら、白ごはんにスープをかけて豆板醬なんてのが個人的な好みです。
さらにはお酢やコショウ、餃子のタレにラー油など、卓上のトッピングや調味料は充実しています。
これもまた家系、油の量・味の濃さ・麺の硬さをチョイスして自分好みにカスタマイズ。一人一人にあわせた一杯を提供してくれます。ライスを美味しくする方法なんかも紹介されてますし、ラーメンマンの絵も面白い。
濃厚豚骨にキレのある醤油ダレ、ガッツリパンチの効いた本格横浜家系ラーメンがいただけるお店。味を選びトッピングで味変しながら、自分好みの一杯がカスタマイズできる、これもまた家系の楽しみではないでしょうか。博多にも数多くなってきた家系。各地から訪れる人も多いですが、我々博多人も訪れることが多い博多バスターミナル。バスを待つ間に、これだけ本格派の一杯がいただけるのは嬉しい限りです。
横浜家系ラーメン 角蔵家
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街2−1 博多バスターミナル8F
営業時間:11時00分~21時00分
定休日:無休
駐車場:近隣有料
公式HP:h-bt-jp