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ゴーヤは絶対洗っちゃダメ!!ゴーヤの健康効果を【3倍高める調理法】

ゴーヤの苦味をとりたくて水にさらしたり、茹でたりしていませんか?

こんにちは^^管理栄養士の関口絢子です。

栄養豊富で健康効果の高いゴーヤですが、苦味を和らげたくて切ってから洗ったり、水にさらしたりしていませんか?実はそれがゴーヤ特有の素晴らしい栄養素の損失となってしまうんです!今回はゴーヤの健康効果を3倍高める調理法をご紹介します!

苦味成分のモモルデシンは胃液の分泌促進、胃腸を刺激して食欲を促す作用があります。また、肝機能を高めたり血糖値を下げる効果も報告されています。そしてビタミンCが多いことで知られるキウイと同じくらい含まれるゴーヤのビタミンCは、免疫力を高め美肌効果や鉄の吸収を促進する作用があります。

またゴーヤには、細胞の成長に重要な葉酸が多く含まれます。葉酸は遺伝子の原料を作るために欠かせない栄養素で妊活中や妊娠初期には特に意識して摂りたい栄養素です。さらにむくみ予防や筋肉の修復、神経伝達に欠かせないカリウムも豊富です。これらの栄養素は全て水溶性のため切って塩揉みして水洗いをしたり、茹でこぼしてしまうとかなりの栄養素が流出してしまうことになります。せっかくの健康効果が半減してしまうので、ぜひ洗わずにゴーヤそのものが持つ素晴らしい栄養素をしっかり効率よく摂る調理法をお試し下さい

ゴーヤの苦味を抑えて食べやすくする調理ポイント

①油でコーティングする

炒め物など油で調理することで苦味を抑制する効果がありますし、βカロテンやビタミンKなど脂溶性の栄養素の吸収がアップします。

②甘辛い味付けで苦味をマスキングする

甘みが加わると苦味が抑制される効果があります。

③旨味を効かせる

これも甘辛い味付けと同じようなマスキング効果になります。

④他のタンパク質食材を組み合わせる

タンパク質食材には旨味が多く含まれるのと、お肉などは適度に脂質も含まれるので油をコーティングするような効果にも繋がります。

《ゴーヤのきんぴら》

材 料

  • ゴーヤ         1本
  • ごま油         大さじ2
  • 醤油          小さじ2
  • 甜菜糖         小さじ1
  • 七味唐辛子       適量
  • 出汁の粉        小さじ1

※お好みの粉末出汁でOKです

作り方

  1. 油を敷いたフライパンを加熱してゴーヤを入れたらよく炒める。
  2. 粉末出汁と砂糖を加えてさらに炒めながら、先に旨味と甘みを馴染ませる。
  3. 醤油で味の調整をして、お好みで七味唐辛子を加えたら完成です!

動画でご紹介している《ゴーヤの豚肉ごま味噌炒め》

レシピについて

シンプルなゴーヤのきんぴらは、出汁の粉をまとったゴーヤと胡麻油のコクがとっても相性がいい美味しさです!また、甘辛い味が食べやすい仕上がりになっています。全く苦味が消えてしまうわけではなく、ほんのりとした苦味がアクセントになって美味しさを際立たせているので、今までゴーヤを敬遠してきた方にも是非、チャレンジしていただきたい一品です♬お弁当やおつまみ、作り置きにもお役立て下さい!

★動画では、レシピはもちろん栄養についても詳しくご紹介しています!

★ 美味しい!簡単!体に優しい!そんなレシピ動画を配信しています。是非フォロー&チェックしてみて下さいね♬ 

★管理栄養士/料理研究家:関口絢子のウェルネスキッチン(チャンネル登録者数44万人)

筆執/レシピ:管理栄養士 関口絢子

食べ物と栄養の知識が生きた、美と健康に関するお悩み解消レシピが人気。誰もが手に届く身近な食べ物を通じて世の中を明るく健康にしたいをモットーに、すぐに実践できるお役立ち情報を発信している。「春夏秋冬 疲れ取りごはん」KADOKAWA、その他多数。日本抗加齢医学会認定 抗加齢指導士、米国栄養カウンセラー

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