韓国で行うドジャース対パドレスのような「北米以外の開幕シリーズ」は連勝と1勝1敗のどっちが多い!?
ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスは、他の28チームよりも早く、開幕を迎える。3月20日~21日に、韓国で2試合を行う。
北米以外の国と地域で開幕シリーズあるいは開幕戦が催されるのは、今回が9度目だ。これまでの8度中6度は、2試合の開幕シリーズ。あとの2度は、開幕戦の1試合のみだ。6度の開幕シリーズは、最初の4度が1勝1敗。直近の2度は、2連勝/2連敗の「ミニ・スウィープ」という結果になっている。
パドレスもドジャースも、北米以外で開幕は、過去に1度ずつ。パドレスは、1999年にメキシコでコロラド・ロッキーズと開幕戦を行い、黒星を喫した。ドジャースは、2014年にオーストラリアでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと2試合を行い、2勝を挙げた。
2004年に日本で開催された開幕シリーズは、ニューヨーク・ヤンキースの「2番・レフト」として、松井秀喜が出場。1試合目に二塁打、2試合目はシングル・ヒットとホームランを打った。松井に被安打2本のジェレミー・ゴンザレスは、2007年に読売ジャイアンツで――登録名はGG――5試合に登板した。
2008年の開幕シリーズの1試合目は、ボストン・レッドソックスにいた日本人投手2人が投げた。松坂大輔は、先発マウンドに上がり、5イニング2失点(自責点2)。岡島秀樹は、同点の9回裏を無失点で切り抜け、白星を手にした。
イチローは、2012年と2019年の開幕シリーズに、どちらもシアトル・マリナーズの選手として出場し、2012年は5打数4安打と4打数0安打、2019年は1打数0安打と4打数0安打を記録した。2019年の2試合目は、菊池雄星(当時マリナーズ/現トロント・ブルージェイズ)が4.2イニングを投げて2失点(自責点1)。イチローのラスト・ゲームが、菊池のメジャーリーグ初登板となった。
今年の開幕シリーズは、1試合目にダルビッシュ有(パドレス)、2試合目に山本由伸(ドジャース)が、ともに先発投手として投げる。大谷翔平(ドジャース)は2試合ともスターティング・ラインナップに並び、山本と同じく、松井裕樹(パドレス)もメジャーデビューするかもしれない。
韓国出身の選手は、パドレスに2人、遊撃手のキム・ハソン(金河成)とリリーバーのコ・ウソク(高佑錫)がいる。コも、今年がメジャーリーグ1年目となる。LGツインズと対戦した3月18日の試合で、キムはホームランを2本打ち、ディラン・シースとコはホームランを1本ずつ打たれた。
なお、ダルビッシュとドジャースの打者のこれまでの対戦成績については、こちらで書いた。