ブルージェイズはライバルと成績を比較し、ゲレーロJr.に投票するよう呼びかける
オールスター・ゲームの先発野手を決めるファン投票は、7月3日の正午(東部時間)に締め切られる。
ア・リーグの一塁手は、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とライアン・マウントキャッスル(ボルティモア・オリオールズ)がファイナリストだ。
ブルージェイズは、Xに「数字が物語っている」と書き、2人のスタッツを並べ、bWAR、OPS、打率、OPS+のいずれも、ゲレーロJr.の数値がマウントキャッスルを凌ぐだけでなく、ア・リーグの一塁手のなかで最も高いことを示している。
一方、オリオールズのXは、シンプルだ。
ア・リーグの一塁手トップかどうかはさておき、ゲレーロJr.は、13本塁打、50打点、出塁率.376も、マウントキャッスルを上回っている。マウントキャッスルは、11本塁打、40打点、出塁率.317だ。
また、ブルージェイズのファイナリストは、ゲレーロJr.しかいない。オリオールズのファイナリストは、6人を数える。マウントキャッスル以外の5人は、捕手のアドリー・ラッチマン、遊撃手のガナー・ヘンダーソン、三塁手のジョーダン・ウエストバーグ、DHのライアン・オハーン、外野手のアンソニー・サンタンダーだ。
7月2日の中間発表によると、得票率は、ゲレーロJr.が60%、マウントキャッスルは40%。おそらく、ファン投票で選ばれ、オールスター・ゲームのスターティング・ラインナップに名を連ねるのは、ゲレーロJr.だろう。
マウントキャッスルは、リザーブのメンバーにも選出されないかもしれない。こちらは、選手投票とコミッショナー事務局の選考で決まる。
ア・リーグの一塁手には、20本塁打と61打点のジョシュ・ネイラー(クリーブランド・ガーディアンズ)がいる。
また、どのチームからも少なくとも1人が選出、というルールがあるため、マウントキャッスルの場合、チームメイトが多く選ばれそうなことも、マイナスに働く可能性がある。
マウントキャッスルのチームメイトのうち、ラッチマンとヘンダーソンは、それぞれ、もう一人のファイナリストに大差をつけている。オリオールズでは、5人の選手が、マウントキャッスルより多くのホームランを打っている。マウントキャッスルのOPSは、オリオールズで250打席以上の8人中6位だ。さらに、オリオールズには、先発17登板で防御率2.28のコービン・バーンズもいる。
ゲレーロJr.は、選出されれば、4年連続となる。マウントキャッスルは、まだ選ばれたことがない。