寝かしつけ卒業!最速で赤ちゃんに【自分で寝る力】を身につけてもらう方法
自分で寝る力…というのはつまり、ママやパパが抱っこしてゆらゆらしたり、授乳で寝かしつけたりしなくても、ベビーベッドやお布団に置いた状態で自分で眠っていけるということです。
赤ちゃんも成長してきて重くなってくると、抱っこをして寝かしつけるのも大変になってきますよね?
私も寝かしつけのために2時間抱っこ…などしていたことがあるのですが、お風呂はいったのが無駄になるくらい汗だくになったりして、「置いて勝手に寝てくれたらどれだけいいだろう…まぁうちの子には無理なんだろうけど…」と思っていました。
しかし、どんな子でも眠る力は持っています。
もちろん気質によって眠りづらかったりなど個人差はありますが、それよりも知っているか知らないかの差のほうが大きいです!
この記事では『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、赤ちゃんに自分で寝る力をマスターしてもらうために知っておくべきこと、そして最速でマスターしてもらうにはどういうステップがよいのか解説していきます。
生後6ヶ月まではねんねトレーニングはできない?!
「自分で寝る力」と聞いて「ねんねトレーニング」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私が睡眠コンサルティングをする際に、泣かせたまま寝室に1人にするようなメソッドを使ったトレーニングは生後6ヶ月以上を推奨しています。
▼ねんねトレーニングメソッドについては動画で解説をしています
では5ヶ月以前は何もできることがないのか?といえば、そんなことはありません。
月齢の低い(より順応性の高い)うちから少しずつ練習することが、最速で自分で寝る力を身につけることにつながるので、ぜひ実践していただきたいです。
自分で寝る力を身につけるための3つのポイント
①眠りを妨げる要因を取り除く
例えばリビングでテレビがついてる前で寝かせると、その光や音が眠りを妨げます。
暑い夏にエアコンをつけずに寝かせていたら、暑さが眠りを妨げます。
そういった眠りを妨げかねない、光や音、暑さや服装の苦しさなどの要因を取り除くことが大前提として大切です。
そして、もう一つ大事なのがスケジュール。
あまり長く連続で起きていると、疲れすぎて眠りづらくなってしまいます。例えば生後3ヶ月の赤ちゃんは、90分程度が連続で起きていられる時間の目安ですので、あまり長く起きすぎないうちに寝ることを促してあげることが大事なポイントになります。
このように眠りやすい環境やスケジュールを整えてあげることで、赤ちゃんが本来持っている眠る力を発揮しやすい状態をつくってあげます。
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②自分の寝る場所を認識させる
いつも抱っこで寝かしつけをしていると、「私の寝る場所はママの肩の上」などと認識してしまう可能性が高くなります。そうなると、なかなかベッドや布団に降りて自分で寝るという習慣が身につけづらいのです。
そのため、まずは寝かせる場所に置いて、「ここでねんね」と教えましょう。泣いてしまったら抱っこをしてもいい、けれども泣き止んだら下ろす…を何回か繰り返しましょう。そうすることで、「本当はここで寝なくちゃいけないんだぞ〜!」ということを教えていくことにつながります。
③自分で寝つく練習をする
ベビーベッドや布団に降りた状態で、ママ・パパが見守るだけで寝られるようになることが「自分で寝る力」になるので、それを練習していきます。
強く泣いてしまう子は抱っこしても構いません。けれども、泣き止んだらまた下ろしてみましょう。自分で寝つくことを練習する時間を与えるイメージです。
最初のうちは結局抱っこしたところで寝てしまってもOKです。何十分も何時間も繰り返すとママもパパも疲れてしまうと思いますので、「メソッドを使ったねんねトレーニングをする!」と決めていないのであれば、ずっと続けてなくても良いです。
特に生後5ヶ月以下の子は、発達段階として自分で寝る力が身につけられないという可能性もあるので、無理をしてやり続ける必要はありません。練習のため、最低2〜3回は下ろすように心がけてみましょう。
うまくいく場合はそんな風に練習しているうちに、「あれ?泣きが弱くなってきたぞ…?」という瞬間が出てきて、少し長めに見守ってみたら「寝た!!!!」という瞬間が訪れて、自分で寝る力がマスターできてしまうこともあります。
もし5ヶ月まででその瞬間が訪れなくても、環境を整え、自分の寝る場所を教えてきたことで、6ヶ月以降にメソッドを使ってトレーニングした際に最短で効果が出せることが期待できます。ぜひ試してみてくださいね。
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