大谷翔平は68試合で「15-15」に到達。「30-30」を達成した選手の折り返し地点は何試合目!?
6月11日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、1回裏に四球で出塁し、そこから二盗を試み、成功させた。シーズン15盗塁目だ。
大谷は、すでに15本塁打を記録していたので、この時点で、30-30の折り返し地点――ホームランと盗塁のどちらも15以上――に達したことになる。同じ試合の6回裏に、シーズン16本目のホームランを打った。
ドジャースは、6月11日が68試合目だった。レギュラーシーズンは、あと94試合が残っている。
今世紀に入ってから、40-40を含め、30-30の達成者は、延べ31人を数える。彼らがホームランと盗塁のどちらも15以上とした時点のチーム試合数(とその時点のホームランと盗塁の数)は、以下のとおり。
今シーズンの大谷を凌ぐのは、4人しかいない。2003年のアルフォンソ・ソリアーノがヤンキースの56試合目(17本塁打&15盗塁)、2002年のソリアーノがヤンキースの59試合目(15本塁打&16盗塁)、2006年のソリアーノがワシントン・ナショナルズの64試合目(23本塁打&15盗塁)、2008年のハンリー・ラミレスはフロリダ・マーリンズの64試合目(15本塁打&16盗塁)だ。
今シーズンの大谷と同じ、68試合目も多くはない。昨シーズンのロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)ら4人だ。
過半数の17人は、162試合の半数に当たる81試合が過ぎた時点で、折り返し地点に達していなかった。100試合目以降にどちらも15以上とした選手も、3人いる。彼らは、そこからペースを上げ、30-30を達成した。
ここまでの大谷は、4.25試合に1本塁打と4.53試合に1盗塁だ。これを162試合に換算すると、38~39本塁打と35~36盗塁となる。
なお、今シーズン、ホームランと盗塁のどちらも12以上の選手は、大谷しかいない。どちらも11以上は3人。ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)が18本塁打&11盗塁、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)が11本塁打&34盗塁、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は11本塁打&19盗塁だ。