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【青森ホテル】朝食ビュッフェは青森グルメ&リニューアル客室

湯川カオル子旅・グルメ・温泉流浪人

2023年7月26日にリニューアルした【リッチモンドホテル青森】。スタイリッシュなロビーに迎えられ、客室も機能的。朝食ビュッフェでは、ちょっと家庭的な味がする青森グルメを楽しみました。

≪居心地のいいロビーで青森の土地柄に触れる≫

青森駅から車で5分、徒歩なら15分ほど。青森空港連絡バスのバス停もホテルから1分です。車利用の人なら提携駐車場(ア・ベイ立体駐車場、下新町駐車場)は、14時から翌11時までの1泊900円(税込)。ホテルのあるビル内にはコンビニや飲食店もあるので、雨や雪の日も便利です。

津軽塗やこぎん刺しなど、青森の伝統工芸品が飾られるのは、リニューアルしたモダンなロビー。ソファやテーブルには北欧家具が選ばれます。工芸品が飾られた棚は、昭和期にリンゴをモミ殻に詰めて輸送した “リンゴの木箱” がモチーフ。
ロビーの一画には無料のセルフロッカーが用意され、チェックイン・チェックアウトの前後でも預け入れが可能です。

籠に入ったリンゴは木でできて本物そっくり。カラフルな津軽びいどろのガラス器や、ねぶた祭の山車に使われる “ねぶた和紙”、青森産ブナ材を使った「ブナコ」社の照明など、青森にちなんだ製品や工芸品が飾られ、地域文化との出会いの場にもなっています。

ロビーにはコンセントのついたデスクが置かれ、コワーキングスペースとしても利用可能。書棚には青森にゆかりのある作家の書籍や絵本も並び、自由に読むことができました。ロビーで過ごす時間もぜひ楽しんでみてください。

客室にはアメニティが用意されていないので、必要なものはフロント前のアメニティバーからピックアップ。多彩なフレーバーを用意する紅茶ブランド「TEARTH(ティーアース)」のティーバッグや、リッチモンドホテルオリジナルのドリップコーヒーも用意。クレンジングや化粧水などのアメニティセットはフロントでいただけます。

≪客室もリニューアル≫

モデレートダブル
モデレートダブル

客室はシングル、ダブル、トリプル、フォースのほか、青森をテーマにした特別客室「ロイヤルコーナーツイン~TSUGARU~(トリプル)」など、175部屋。

ここでは18.6平米のモデレートダブルを紹介します。2名利用でも使いやすい客室で、カーテンには津軽地方の伝統的な刺繍柄 “こぎん刺し” の図柄がほどこされ、全客室にスチームアイロンを備えます。

150cm幅のセミクィーンベッドを設置。アクセントウォールにもこぎん刺し模様がデザインされてます。

奥行のある広いデスクやビジネスチェアが置かれ、部屋ごとに個別の高速WiFiも完備。仕事をしやすい環境です。42インチのテレビ画面からは、朝食の混み具合やランドリーの状況も確認できます。

シャンプー類は洗い上がりがとてもいいミキモト コスメティックスで、髪もサラリと整います。洗面はユニットバスで、客室タイプによって広さが異なります。

すべての客室階のエレベーターホールには、ドリンクマシンがお置かれます。ほうじ茶(夏は麦茶)と水のほか、優しい甘さと酸っぱさが美味しいアップルティーを、自由に飲めるのは高得点です!

≪青森グルメが美味しい朝食ビュッフェ≫

ビュッフェスタイルの朝食は、5階にあるレストラン「ブリリアンテラス」でいただきます。青森の郷土料理せんべい汁や県産のリンゴが入ったヨーグルトなど、青森グルメを楽しめます。

お惣菜は日替わりで提供。この日は「五目ひじき」や「ビビンバ山菜」などが並びました。

ご飯のお供も充実。高菜の油炒めや、お店で身をほぐして作る鮭フレークなど種類が豊富で、ポットに出汁も用意され、出汁茶漬けも楽しめます。
中でも注目は青森県南部地域で日常的に食べられている「コムラの南蛮味噌」。明治18年創業のコムラ醸造が作るピリ辛味噌で、ニンジンや大根、ごぼうなどを唐辛子と共に漬けたお漬物。ピリッとコクのある味が、白米やお茶漬けにイチ押しです。

日替わりの料理も多く、連泊しても楽しめます。キャロットラぺやマカロニサラダなどサラダコーナーも多彩。唐揚げやメンチカツ、焼きそばや筑前煮など、味わいも様々です。

青森と言えばホタテ料理。毎日提供される「県産ホタテとこんにゃくの煮もの」は、ベビーホタテがたっぷり入って濃厚な旨味を満喫。家庭の味を楽しめます。

B級グルメとして全国的に知られる「せんべい汁」。江戸時代から続く八戸周辺の郷土料理で、小麦粉で作るご当地お菓子 “南部せんべい” を、食べる直前にお椀に割り入れる鍋料理。優しい醤油出汁をたっぷり吸った、フワフワのせんべいが美味。青森ローカルグルメの筆頭です。

山芋の生産が盛んな青森県。短冊に切った山芋には、隠し味に酢がくわわってさっぱりした味わい。そのままでも美味しいですが、いかオクラをトッピングすると、イカの甘味やオクラのネバネバなどとても美味しかったです。ご飯のお供やお茶漬けのトッピングなどアレンジも可能です。

パンは建物1階にお店のあるベーカリーチェーン『ハートブレッドアンティーク』から届きます。種類も日替わりで、時間によっても変わることがあるそうです。

ホテルスタッフにも人気の土日限定「チキンカレー」は鶏肉も大きく具だくさん。そのうえご飯は白神山地の水で炊き、ほんのり甘味を感じます。家庭の味を思わせるほっこりするカレーライスでした。

ヨーグルトには旬のリンゴが入ります。時期によって品種もちがい、この日は青森リンゴのスタンダード「ふじ」。ちょっとしたプラスアルファですが、青森を感じながらデザートを楽しみました。

リッチモンドホテル青森
住所:青森県青森市長島1-6-6
料金:2名1室利用 素泊まり1人¥4,400から ※宿泊料金は時期や曜日により変動します。
朝食料金:大人¥1,500、小学生以上¥800、小学生未満無料
詳細はこちらをご覧ください 公式ホームページ(外部リンク)
取材協力:リッチモンドホテル青森
リッチモンドホテル青森様のご協力により、試泊取材をさせていただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

旅・グルメ・温泉流浪人

温泉にハマって全国を旅するようになって、2017年からは旅ライターをしています。ホテルなど宿泊施設の紹介や観光ガイド。グルメ記事では、アフタヌーンティーやカフェスイーツ、ホテルグルメもレポートします。特に草津温泉には今まで200泊以上。ガイドブックには載っていないレアな情報や、草津旅を満喫する方法もお知らせします。

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