【河内長野市】公共交通と徒歩でくろまろの郷から天野山金剛寺に行く方法。日野口ルートは意外に知らない
河内長野だけの話ではありませんが、公共交通は駅前などハブとなる町の中心から放射線状に出ていますね。逆に放射線の先同士を直接結んでいる例はとても少ないです。
これは大阪市内のような大都会でも同様で、放射線の先の駅同士を結んでいるおおさか東線も、1950年代から構想がありながら全線開通は2019年になりました。実際、放射線同士を結ぶ公共交通はあまり作られず、その場合やはり車に頼りざるを得ません。
河内長野に話を戻します。たとえば観心寺から天野山金剛寺を回るときには、いったん河内長野駅に戻る必要があります。同様にくろまろの郷に行くときも同じですね。1日乗り放題を使えば料金的な影響は無いのですが、いちいち戻らないと行けないのは何かと面倒です。
しかし、私は以前、休日に天野山を経由してサイクルスポーツセンターに向かうバスに乗ったことがあります。
それはこちらの緑のルート。天野山バス停から方向が南方向になって日野口バス停でくろまろの郷方面のバス路線と合流してサイクルスポーツセンターに向かうものでした。これなら。上手くいけば日野口バス停乗換で、くろまろの郷から天野山に行けます。
とはいえ、これは土日だけのダイヤであることと、あくまでサイクルスポーツセンターに行くための増便なので、中々時間を合わせるのは難しいです。また平日だと便そのものがありません。
ここで改めて地図を見ます。日野口バス停から天野山バス停の距離を調べると、歩いて10分から15分程度で、ほぼ下り坂が続いていることがわかりました。そこで実際に日野口バス停から天野山バス停まで歩いてみることにしました。
日野口バス停の目の前にある道標です。日野口バス停は天野山金剛寺と滝畑を結ぶ道の途中と合流するようになっています。
このような位置関係です。
いよいよ天野山方向に歩きます。この道の良いのは歩道がある点。歩道沿いにほぼ下り道を歩いていきます。
道路標識です。今回はそのまま直進しますが、まもなく大阪外環状線の入り口に差し掛かることを意味しています。
道なりに歩いていきます。曲がる道もなく、迷うことなく歩けます。また緩やかな坂なので歩くのも全く苦になりません。
大阪外環状線に入る入口まで来ました。大阪外環状線、この辺りは高架となっており、高速道路のインターチェンジのような雰囲気で入れるようになっています。
泉佐野、岸和田方面に行く場合はこの道を使います。
反対側は、長野公園のひとつ、奥河内天野キャンプの森に入る道です。
この先に信号があるようで、車が停まっています。このように交通量はそこそこあるのですが、歩道があるので安心して歩けます。
ここで突然左に曲がり角がありますが、この道は大阪外環状線とはつながっていないようです。
大阪外環状線の高架が見えてきました。また左側に道が分かれていますが、今度は先ほどと反対側、高槻・富田林方面に向かう場合に利用します。
曲がり角を見てみました。こちらはトンネルになっていてそこから反対側に道がつながっているようです。
当たり前ですが、地図から車のうごきをみると上手く6方向に分かれているのがわかりますね。
山の中に突然人工的な道路やトンネルがふたつ並んでいますがが、こういう一見不思議な空間も実用的なものとして重要な役目を果たしているんだと歩きながら思いました。
大阪外環状線を潜り抜けます。画像からも明らかに勾配になっているのがわかりますね。
大阪外環状線を抜けて、引き続きまっすぐ歩いていきます。
右手に建物が見えてきました。
ここは天野山キャンプ場です。私は昨年赤峰キャンプ場に泊まりました。あそこは町中近くにあるだけにコンビニなども近くて便利でしたが、ここは周りに何もありません。車を使うにしても、予めすべて準備しないと大変そうです。
キャンプ場を横目にさらに歩いていきます。
信号が見えてきましたが、あそこは天野山バス停のあるところです。あっという間でしたね。
天野山金剛寺の南門と天野山バス停が見えます。
すだれ資料館(外部リンク)が見えてきました。まだ行った事がありませんが、事前に予約しないと見学できないようです。
無事に天野山金剛寺前交差点に到着しました。いつも見ている赤い欄干の橋も見えてきましたね。
最後に歩いた方向を見てみました。うっそうとした木々に覆われてトンネルのように見えるので遠くに感じますが、実際に歩くと本当に近く、下り坂で歩道もあるので散歩のような感覚で日野口から天野山まで歩けました。
日野口から天野山までの道
住所:大阪府河内長野市天野町
アクセス:河内長野駅からバス 日野口バス停から徒歩(10~15分で天野山金剛寺に到着)
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