【静岡】鶏×貝の素材が生きた奥深いコクうま淡麗スープを味わう極みの塩ラーメン!
静岡県西部の遠州地方に位置する浜松市。
県内で静岡市を上回り、最多の人口を誇る都市です。
ヤマハや河合楽器製作所、ローランドや鈴木楽器製作所といった多数の楽器メーカーが立地する「楽器の街」としても知られ、遠州地域における経済・文化・観光の中心となっているエリアです。
そんな浜松市で2017年6月に産声を上げたのが、今回ご紹介する【麺屋 AMORE】。
大阪の名店【麺や 而今】で修業を積み、地元である静岡県で独立を遂げられました。
関西からもわざわざ足を運ぶ人がいるほど話題のお店となり、2023年6月8日に現在の場所・浜松市浜名区小林へ移転オープンされました。
最寄駅は遠州鉄道美園中央公園駅で、徒歩だと20分ほど。車だと5分ほどの立地にあり、店舗前には専用の駐車場が設けられています。
入口に券売機が置かれていて、厨房を囲むように作られたカウンターが12席ほどの清潔感のある店内。
◆塩らーめん
移転前の看板メニュー、鰹をバシッと効かせた“バリ鰹らーめん”からは想像していなかった、正統派の淡麗スープ。
出汁は鶏を軸に貝の味わいもする複雑みと奥行きのある味わい。
奈良の銘柄地鶏“大和肉鶏”から取られた出汁に黒豚を合わせてあり、ぶ厚さもあります。
さらに宍道湖しじみなどからも出汁を取っているそうで、温度が下がると貝の味わいがより明確に伝わり、実に完成度が高いと感じました。
国産小麦3種ともち姫をブレンドしたという、しなやかでツルッとして弾力のある自家製麺はスープとの馴染みも良く相性ばっちり。
トッピングにも抜かりがなく、豚と鶏のレアチャーシューは共にしっとりと仕上げられて旨味も逃げていません。
メンマも出汁の味わいが染みていて、好みです。
少しご主人にお話をうかがうと、「この塩らーめんはインパクトよりも素材の旨みを味わってほしく、最後まで美味しく食べてもらえるように作っています。今後も食べに来て良かったと思って貰えるようなお店を目指していきたい」と語ってくれました。
移転された場所で今までとはまた一味違い、出汁の旨さの光るこだわりのラーメンを提供されていて美味しかったです。
静岡へ訪れた時は、ぜひ行ってみて下さい。