【京都市上京区】洛北の紅葉名所近くの商店街にある竜王戦で藤井聡太竜王が注文した濃厚抹茶ラテが飲める店
【昭和男子商店街を歩く】出町桝形商店街は、東には鴨川デルタ、西に同志社大学や京都大学、南は京都御所に囲まれ、全長約164mのアーケードに、40近くの店舗が軒を連ねる商店街です。同商店街は、若狭から京都へと続く、鯖街道の終点としても知られています。輸送手段が発達する前までは、若狭の海産物などが徒歩によって京都へと運ばれていたのだそう。
そんな歴史と文化に育まれてきた出町枡形商店街を2024年11月13日に歩いてみました。河原町通沿いのアーケードから入ると左手に、皿洗いをすると飲食代が無料になるとメディアでも話題になった元「餃子の王将」の名物店主さんが独立開業して昨年オープンした「いのうえの餃子」さんでは、開店直ぐから満席になっていました。
歩いていくと、小さな映画館に本屋さんや古書店、お洒落なカフェやスイーツ店、老舗の昆布屋さん、昔ながらの食料品店や雑貨屋さん、阿闍梨餅の店、衣料品店にスーパーなど新しいと伝統が混在する歩いているだけでワクワクする商店街です。大きな鯖のモニュメントがシンボルです。
寺町通側の入口にある「LION KITCHEN」は、大阪新町でハンバーグとしっとりバナナケーキなどが人気を博した洋食屋さんで、2021年2月22日に京都に移転してきました。今では、地元の洋食屋さんとして行列のできる人気店です。実は以前に玄関前にあったシンボルのライオン像が盗難に遭ってしまわれたのですが、2代目が座っておられました。
そして、10月26日に仁和寺で行われた第37期竜王戦第3局2日目午後のおやつに藤井聡太竜王は飲み物だけで、この店の「LION KITCHEN×Hokuzan 宇治田原濃厚抹茶ラテ」を飲まれました。そのラテを飲んでみました。二色に綺麗に分かれていて映えも良し、味は甘くなくて抹茶の味がガツンと来ますが、まろやかな牛乳に包まれて絶品です。いやあ、竜王になった気分が味わえます。ほんと!
LION KITCHENさんの逸品は、仁和寺の瀬川大秀門跡が厳選した藤井聡太竜王と挑戦者の佐々木勇気八段が選ぶ各8品で、「勝負めし」に同店のおいしいを詰め込んだ「ランチボックス」、スイーツ部門では、牛乳と砂糖、卵は濃厚なブランド鶏卵「龍のたまご」のみを使っている「ライオンプリン」が選ばれていました。
下鴨神社や京都御所はじめ、洛北の紅葉狩りを楽しんだあとに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
LION KITCHEN(外部リンク)京都市上京区表町23 桝形ビル1F 075-231-2332