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1カ月で10キロ痩せる? 病気 or 体調不良

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「1カ月で10キロ痩せる?」というテーマでお話したいと思います。
私は、心理カウンセラーですが、接食障害のクライアントを援助しようとばかりに勉強を重ねるうち、ダイエットにも詳しくなり、今はダイエットアバイザーの資格を有してる身になりました。

さて、今日のテーマである「1カ月10キロ痩せる」ですが、人間、1カ月で落としていいのは、体重の5%以下と言われています。よって、1カ月で10キロ痩せていいのは、体重が200キロ以上ある人だけです。

この記事をご覧の方で、さすがに200キロ超えの人はいないと思います。せいぜい「太っている」とは言っても、体重は100キロぐらいだと思います。よって、1カ月で落としていいのは、5キロ程度です。それが目安です。まずはそのことを覚えておいてください。

1カ月で体重の5%以上落とすと、健康を害する恐れがありますし、やつれ痩せなど、みっともない体形になりかねないです。そして、さらに、皆さんが恐れているリバウンドする可能性が高くなります。よって、結論として、1カ月で10キロ痩せるとか、そんな無謀なことには、くれぐれも挑戦しないようにしてください。

では、1カ月で5キロ痩せるためには、どうしたらいいのでしょうか?

と、その前に、皆さんには考えて欲しいことがあります。「皆さんは一時的に痩せたいのでしょうか?」「それとも、痩せて、その体型を維持したいのでしょうか?」これは大変に重要な質問です。一時的に痩せたいのであれば、手段を選ばなくてもいいかもしれませんが、痩せてそれを維持したいのであれば、手段は慎重に選ばなければなりません。宜しいでしょうか?

私は、「1カ月で5キロ痩せたい、そしてそれを維持したい」というのであれば、指導者の許で、正しくファスティング(断食)するのが1番だと思っています。というのは、人間、運動で痩せるのは本当に大変だからです。人は、ちょっとやそっとの運動では痩せません。よって、痩せるためには、食べる物を変える、食べる量を減らす、というのが王道です。

ファスティングダイエットで大切なのは、水しか飲まないダイエット、食べないダイエットをしてはいけないということです。というのは、人間の身体というのは、急に栄養が入って来なくなると、緊急事態だとばかりに、脂肪を溜め込むように出来ているからです。よって、食べる量を急に極端に減らしたところで、人は思ったようには痩せません。

よって、健康に痩せたいのであれば、私は野菜スープダイエットをすることをおススメしたいと思います。これは、野菜を食べながら痩せていこうとするものです。こちらのほうが、水しか飲まないダイエットより、食べないダイエットより、確実に痩せます。

指導者の許、正しい方法でやれば、多くの方は、1週間で3キロほど痩せます。残りの3週間で2キロ落とせば、1カ月で5キロのダイエットに成功します。

野菜スープダイエットは、1週間の間、ほとんど野菜しか食べないのですが、健康に痩せるコツとして、最低限、身体に必要なカルシウムとたんぱく質を摂るようになっており、それが非常に重要です。このあたりを気をつけないと、骨や筋肉まで細くなって、みっともない体形になってしまい、かつ不健康になってしまうので、本当に注意したいところです。

ダイエットは、ただ体重を減らせばいいということではなく、自分の脂肪だけを減らすことが重要です。間違っても、自分の骨や筋肉を細くさせないことが大切です。

よく「体重が落ちたのに、油断していたら、またダイエットする前以上の体重になってしまった」いう声を聞くのですが、それは脂肪と共に筋肉も落としてしまったからです。筋肉を落とすと、脂肪が燃焼しにくい身体=太りやすい身体になってしまうので、それで多くの方は、リバウンドしてしまうのです。

ですから、私が推奨する野菜スープダイエットでは、必要最小限のカルシウムもたんぱく質も摂るようにしています。そうすることによって、痩せて、その身体を維持できるようになる…というわけです。

というわけで、今日の結論として、1カ月で10キロ痩せるのは無理無謀ということになります。健康に痩せようと思ったら、1カ月に体重を5%落とすのを目標にすることです。

人は、運動で痩せるのは困難です。ダイエットのカギは、食事制限です。野菜中心の食生活にして、筋肉と骨を細くさせないよう、最低限のカルシウムとたんぱく質を取ることです。さらに、ファスティング(断食)は、指導者の許で正しい方法でやること、素人は1週間を超えるファスティングをしないこと、これらも大切です。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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