【上田市】水道管の「冬支度」チェック。2024年は寒冬予想。2022年は凍結トラブルが多発しました。
朝、起きたら「トイレが使えない!」とならないように、水道管の「冬支度」をしませんか。天気予報によれば11月18日からの週は、最低気温が0度前後となる日がありそうです。
今回お話しを伺った株式会社マキノでは、2年前に寒波が到来した翌日、水道管凍結トラブルの相談電話がたった1日で200件以上あったそうです。上田エリア全域では、相当な被害件数になったと思われます。
11月11日の気象庁の発表によれば、2024年は冬にかけてラニーニャ現象発生時の特徴が明瞭になる予想です。ラニーニャ現象が発生している冬は、寒さが厳しくなる傾向です。では、水道管の「冬支度チェックポイント」を順に説明します。
(1)凍結防止帯の電源は入っていますか?
凍結原因の第1位は、電源の入れ忘れと電源プラグ抜けです。春になって、電気代節約のために凍結防止帯の電源をOFFにしていませんか。プラグの緩みがないかも確認しましょう。
(2)凍結防止帯や保温材は劣化していませんか?
凍結防止帯の劣化を放置していると大変です。凍結防止帯の寿命はおよそ6年から8年といわれます。水道管やヒーター線がむき出しになってしまっている箇所がないか、確認しましょう。
(3)水道メーターは対策済ですか?
水道のメーターボックス内には、凍結防止策を施していないご家庭も多いです。不要な布切れや梱包材などを、濡れないようにポリ袋に詰めて、メーターの周りに敷き詰めます。検針のため、メーターが見えるようにします。
(4)床下換気口は塞ぎましたか?
床下換気口が開いていると冷気が入り込んで、床下の水道管や排水管を凍結させるリスクがあります。必ず閉めておきましょう。開閉できない場合は発泡スチロールなどで塞ぎましょう。
(補足)北側に向いた窓の近くに蛇口はありますか?
とくに北の方角から冷たい風が吹くので、夜間に少量の水を流しっぱなしにするなど、予防策を講じましょう。
万一、水道管が凍結してしまったときに「してはいけない」対処法も挙げておきます。
- 熱湯をかける → 水道管とメーターを破損する恐れがあります。
- 無理に蛇口をひねる → 中のパッキンが破損して水漏れの原因になります。
比較的安全な解凍方法はいくつかありますが、要は「ゆっくりと溶かすこと」です。
凍結防止帯の巻きなおしなど、ご自身で対策が難しい場合は専門業者に相談してみてください。