「ピーマンの種を捨てる」←「それやめて!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
皆さん「ピーマン」は好きですか?
この質問に、多くの方が『苦手』と答えるかもしれないですね。ピーマンの独特な苦味や香りが原因で、子どもから大人まで苦手意識を持つ人が多いのも事実です。今回はそんな嫌われつつあるピーマンについてのお話です。
特に「種とワタの部分」に焦点を当てて、その価値についてお伝えしたいと思います。ピーマンが好きな方はもちろん、苦手な方も最後まで読んで頂けば…ピーマンの真の価値に気づくでしょう。どうぞ、最後までお付き合いください!
今回の目次
- 「苦味の元」はなに?
- ピラジンは超優秀
- 問題は「種の食感」
- まとめ
「苦味の元」はなに?
そもそも、ピーマンの「苦味の元」になっているものはなんでしょうか?
実はピーマンの苦味成分の1つに「ピラジン」が挙げられます。このピラジンはピーマンの独特の香りや味を形成する重要な要素ですが、その苦味が原因で苦手と感じる方も多いです。
つまり、苦味の元は「ピラジン」です。
ピラジンは超優秀
そして、このピラジンが超優秀なのです。具体的に説明すると…
【ピラジンの効果】
・血液サラサラ効果
・薄毛予防効果
・美肌効果
・代謝促進効果 などなど…
こんなにも嬉しい効果が期待できるピラジンですが、実は「ワタ」や「種」にしかほぼ含まれておらず、その量なんと…皮の約10倍!
問題は「種の食感」
「ピーマンは丸ごと食べた方が良い」ということは、皆さんある程度理解していただけたと思います。しかし、丸ごと食べるときに「種とワタ」の食感は正直なところ…あまり良いものではありません。
丸ごと焼いて食べると分かりますが、口の中でゴワゴワします。私のオススメの食べ方は「焼き浸し」です。焼いて少し煮ることでゴワゴワから「とろとろ」に変身します。せっかくなので、作り方をざっくりと見ていきましょう!
【材料(2人前)】
・ピーマン…4個
・ごま油…大さじ1
・めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ2
・水…80c c
・おろし生姜…小さじ1
・鰹節…ひとつまみ
【作り方】
①ピーマンに穴を開ける。※穴を開けないと破裂する可能性があります。
②フライパンにごま油を引き、中火で熱する。
③ピーマンをフライパンに並べて、両面を焼く。表面に焼き色がつくまで約2分ずつ焼きます。
④焼き色がついたら、めんつゆと水を加えます。おろし生姜も加えて混ぜます。
⑤フライパンを蓋で覆い、中火で5分間ほど煮ます。ピーマンが柔らかくなり、調味料がしっかりと絡むまで煮込みます。
⑥火を止め、器に盛り付けます。
⑦鰹節をひとつまみかけて、完成です!
【ひとこと】
今回は簡単に作れるように「めんつゆ」を選びました。作って温かい内に食べても美味しいですが、一晩冷やして食べても美味しいです!