【片付け】「とにかく捨てる」はNG!整理収納アドバイザーが教える「後悔しない片付けかた」とは
もと海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。
皆さんは片付けが得意ですか?わたしは30年間ずっと苦手でした。なんとか片付けようとテレビや雑誌のマネをして、モノを捨てたものの思ったように片付かなかったり、捨てて後悔したりとうまくいきませんでした。しかし、大人になってから片付けを学び、「わが家に必要なモノの量」を知ってから、片付けの失敗が激減しました。
「とにかく捨てる」がダメなワケ
以前のわたしもそうでしたが「モノが少ない方が片付けがラク」なことは、誰でも知っています。しかし、捨てられないから困っているのです。そんな状態なのに「とにかく捨てなければ」という焦りのままにモノを捨てたせいで、わたしは何度も片付けで失敗をしてきました。
「どれくらいあれば足りる?」
片付けられなかったわたしが、片付けられる人になった最初のキッカケは「どれくらいあれば足りる?」という考え方を知ったことでした。
「わが家に必要な量」を知る
「ハンカチは1日1枚使う。洗い替えも含めて1人3枚あれば足りる」「風呂タオルは家族で1日に4枚使うから、洗い替えも入れて8枚は必要」など、具体的に暮らしに必要な量が分かると、余分なモノを持っていたことにも気が付きました。
この「余分なモノ」の部分を少しずつ減らすと、「捨てなければよかった」「足りなくて困る」の失敗なく、片付けを進められるのです。
何年先までの「予備」がいるのか
ハンカチやタオルなどは、使っているうちに劣化するので「予備」を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、その「予備」が多すぎると何年経っても片付かない…という状況になってしまいます。
実際に、わたしのお客様で「ハンカチの予備が80枚ありました」という70代のお客様がいらっしゃいました。みんなそれぞれ暮らしのスタイルが違うので、一概に「予備はこれくらいあれば大丈夫」とは言えませんが、家の収納スペースと相談しながら、予備はどれくらいの量があれば困らないのかも一度冷静に考えてみると、漠然とした「予備がないと不安」からも抜け出せるはずです。
ちなみに、その方は予備のハンカチを掃除に使ったりご友人にプレゼントして、取って置く「予備のハンカチ」は、引き出しにムリなく収まる20枚だけ残すことになさいました。