ハズレの梨を買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
秋は味覚の秋というだけあって、さまざまなおいしい食べものが旬を迎えますが、みなさんは秋になるとどの食材をよく食べますか?
まだまだ暑いですが、お盆も過ぎて9月が近づいてきているので、梨やいちじくなど秋を彩る果物が果物売り場に並び始めています。
特に梨はうちのお店で人気のある果物で、1日に1000個以上売れる日もあるほどです。「でも梨って当たり外れが多いから買おうかどうしようかと躊躇してしまうのよ」とお客さんから聞いたことがあります。
そこで今回はそんな方のために「鮮度が良くおいしい梨の選び方」を紹介していきます。
梨の選び方
梨を選ぶときは、たった3つのコツを押さえておけば、鮮度が悪い個体を選んでしまうことがなくなります。
そのコツとは...
・皮にハリ・艶がある
・重量感がある
・お尻がふっくらしている
梨の選び方①皮にハリとツヤがある
次に梨の「皮の状態」に注目しましょう。
梨は約88%が水分で構成されています。そのため鮮度が落ちてくると水分が蒸発し、皮にしわがでてきてしまいます。
持った時にハリがある梨は鮮度が良いので、皮の状態をチェックして選ぶと良いですよ。
また幸水梨や豊水梨のような赤梨の場合、皮がスベスベとしているものの方が熟度が進み甘くなっている可能性が高いんです。
梨の選び方②重量感がある
次に梨の「重さ」をチェックしましょう。
これは皮にシワができていないかチェックするのと同じで、梨の水分が抜けて軽くなっていないか確認するためです。
持った時にずっしりと重量感のある梨は果汁がたっぷりでみずみずしくおいしいですよ。
梨の選び方③お尻がふっくらしている
最後に梨の「お尻の形」に注目しましょう。
お尻というのはヘタの反対側の方のことを指します。梨はお尻がふっくらしている方が味が良いと言われています。
梨は形もしっかりチェックして購入すると良いですよ。
おまけ青梨の選び方
二十世紀梨や菊水のような青梨の場合は、上記の選び方と合わせて皮の色をチェックしましょう。
熟度が進んでいる青梨は黄色っぽい色をしています。甘い青梨が食べたい方は緑っぽいものよりも黄色っぽいものを選ぶと良いです
ただ、熟度が進んでいるので、黄色っぽい梨は食感が少し柔らかめです。シャキシャキとした食感を楽しみたい方やさっぱりした味わいが好きな方は緑色っぽい青梨を選ぶと良いです。
梨の選び方まとめ
今回は梨の選び方を紹介しました。
今回紹介した梨の選び方を使って、この秋たくさん梨を食べていただけると嬉しいです。
梨は品種が色々ありますが、私が個人的に推している品種は昔から一般的に出回っている豊水梨です。
豊水梨は甘いだけじゃなく酸味も結構あるので、濃厚な味わいの梨なんですが、最近の甘味の強い品種たちに負けているのか、品揃えしているお店が減ってきている印象です。
久しぶりにおいしい豊水梨が食べたいという方のために「鮮度抜群の豊水梨を農家から直接取り寄せる方法」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。