友達と遊ばない子ども。3つの理由と関わり方について解説
一人遊びばかりで周りのお友達と遊べない。
一人で集中して遊べるのはいいことだと思うけど少し心配。
親としては、一人ぼっちで遊んでいるわが子をみると心配になることでしょう。
そんな状況のお子さんに、親はどう関わっていけばよいのか。また、一人遊びが好きな子の特徴をお伝えします。
友達と遊ばない3つの理由
子どもが友達と遊ばない理由として、以下のようなものが挙げられます。
1.友達と遊べるようになる年齢ではない
0歳代
他の子には興味はあまり示さず、一人遊びや、大人に遊んでもらう時期です。
1~2歳
他の子に少しずつ興味が出てきます。
しかし、観察するだけで一緒に遊ぶようなことは少ないでしょう。
2~3歳
他の子が遊んでいる内容に興味を持ちます。
遊び道具の貸し借りを通して関わりが生まれます。
同じ遊びを近くでし始める時期ですが、その子の遊びに加わることは少ないでしょう。
3~4歳
他の子との関わりが増え、ごっこ遊びなどをし始める時期です。
4歳以上
ルールや役割分担ができるようになります。
他の友達と遊ぶのが楽しくなっていきます。
2.性格
他の子のマネをすることが好きな子や、他の子の物がうらやましいと思うタイプの子どもは、友達と積極的に遊ぶタイプだといえます。
なぜなら、他の子と関わる時間が増えたり、物の貸し借りを通して、自然と友達との遊びが増えるからです。
逆に、自分の遊びに没頭できたり、周りにあまり関心のないタイプだと、友達と関わる機会は少ないといえます。
3.発達障害、グレーゾーンの子
光や音に過敏であったり、他の子と感覚が違うと、一緒に遊ぶことが難しい場合があります。
また、人の感情を読み取ったりすることがニガテだと、他者とのコミュニケーションが難しいと感じ、一人で遊びたがる場合もあります。
友達と遊びたい!と思うようになるきっかけ
「他の子がやっている遊びが楽しそう!」と思うことがひとつのきっかけになります。
はじめは一緒に遊んでいる感覚はないですが、同じ場所で、同じ遊びを行っているうちに、物の貸し借りなどで関わりが生まれていきます。
そうしているうちに、「あの子とあの遊びをやるのが楽しい!」と考えるようになっていくのです。
友達と遊ばない子への3つの関わり方
1.一緒に遊ぶことを強要しない
子どもを心配するあまり、他の子と一緒に遊ぶことを強要しないようにしましょう。
他の子と「遊べない」のではなく、「自分の世界に没頭している」場合もあります。
自分と似たような趣味の子がいたら、自分から関わるようになると考えられます。
2.助け船を出す
他の子と遊びたいと思っているけど、声をかけるのが難しそうにしていたら、手助けをしてあげましょう。
- まずは、一緒に遊びたいと思っているか確認する
- 気になる友達の近く遊んでみる
- 一緒に「遊ぼう」と誘ってみる
親がついてきてくれたら安心して誘う勇気が出る子もいます。
まずは一緒に付き添い、様子をみてあげてください。
3.親と一緒にコミュニケーションの練習をする
親子の会話の中で、コミュニケーションの楽しさを知っていきます。
何気ない会話を繰り返すことで、他者との関わり方を学ぶことができるでしょう。
また、じゃんけんや、しりとりなど、ルール性のある遊びを親子で取り入れることもコミュニケーションの練習になります。
ルールを理解し、実行する楽しさを知ることができるでしょう。
まとめ
他の子とわいわい遊ぶことが好きな子、一人で熱中して遊ぶことが好きな子、一人ひとり個性があります。
心配になるでしょうが、無理に友達と遊ばせようとせず、見守っていく姿勢が大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!