プリップリの「ほたるいか」をかき揚げに!?旬を豪快にのせた天丼で初夏を堪能してきた
家庭ではなかなか作りにくい天ぷらを、いつでも揚げたて&お手頃価格で食べられる「天丼 てんや」。定番のネタだけでなく、季節食材を使った限定メニューが楽しめることも通いたくなるポイントのひとつ。私も日頃からよく利用しています。
実は4月から、旬の味覚「ほたるいか」をかき揚げにした新メニューが登場したとのこと。試食する機会をいただいたので、浅草店までお邪魔してきました!
4月20日からスタートした初夏限定メニュー
4月20日からスタートした「初夏天丼」。ほたるいかを使ったかき揚げがドンと盛り付けられています。さらに、漬けにした「生姜醤油漬けかつお」、尾つきの「赤魚(あかうお)」、「ひらさやいんげん」の天ぷらも。
今回は「初夏天丼」に加え、「初夏小鉢(ほたるいかの辛子酢味噌がけ)」も試食させていただくことに。
浅草店では4月27日から、各席に注文用のタブレットが設置されていました。試験的に始まった取り組みで、導入されているのは全国にまだ数店舗のみ。これから増えていくかもしれません。
メニューを選んだ後、ご飯や丼たれの量が選べます。今回はご飯も丼たれも通常の量でオーダーしました。
豪快な4種類の具材に、紅白のはじかみ付き!
こちらが「初夏天丼」!丼の奥に「ほたるいかと紅生姜のかき揚げ(三つ葉入り)」があり、向かって右側から尾つきの「赤魚」、「生姜醤油漬けかつお」「ひらさやいんげん」の順に並んでいます。一番左側にあるのは、甘酢風味の「はじかみ」。葉生姜の一種で、和食店などでは焼き魚に添えられています。甘酸っぱく爽やかなはじかみは箸休めにぴったり。見た目にもグッと高級感が出ています。
かき揚げを持ち上げてみると、大きい&重い!兵庫県の浜坂港で水揚げされた釜揚げのほたるいかに、紅生姜と三つ葉が入っています。ひと口食べると表面はサックサク!衣はところどころに甘辛いたれがしみこんでおり、紅生姜もよく効いています。後からプリッとしたほたるいかの食感。身のほのかな甘みやワタの苦みがじわりと感じられた後、三つ葉の風味が全体をキリッと引き締めます。
「てんや」では昨年もほたるいかの天ぷらを出していたそう。その時は富山湾沖で獲れるほたるいかを使い、1匹ずつ揚げて提供していました。今回はかき揚げにするにあたり、「どこから食べてもほたるいかに行きつくように」と、兵庫県浜坂港で揚がる小ぶりのほたるいかを採用したのだとか。
「生姜醤油漬けかつお」は身がやわらかくジューシー!爽やかな生姜の香りとかつおの旨みがしっかり楽しめます。
「赤魚」は水分を適度に残したふわふわ食感。大ぶりの「ひらさやいんげん」はシャキシャキ食感と、それぞれ違った味わいが。てんやの衣は薄づきなので、素材の味がしっかり分かるのも魅力のひとつです。
天ぷらとごはんのバランスが整う「先だれ」提供
個性豊かな天ぷらを丼の中でひとつにまとめているのが、甘辛い丼たれ。「初夏天丼」では天ぷらを盛り付ける前のごはんに、丼たれをちょいがけする"先だれ"をしてから提供されます。
その理由を広報担当の方にお聞きしてみました。「てんや」ではイートインの場合、天ぷらを丼に盛り付けてからたれをかけるのが通常スタイル。ただ「初夏天丼」は具材が大きいことから、通常スタイルではごはんまでたれが辿り着かないのだとか。試作を重ねるうち、たれを先がけをすることで、天ぷらとごはんとのバランスが抜群に良くなったのだといいます。
こちらは「初夏小鉢」。かき揚げに使われている釜揚げのほたるいかに、キリリと酸味を効かせた辛子酢味噌をかけています。ひとつひとつは小ぶりですが、身のプリッと感や、目のコリコリした食感も楽しい一品。辛子酢味噌はほうれん草ともマッチしていました。お酒のおつまみにも良さそうです!
「初夏の盛り合わせ」などテイクアウトもおすすめ
「初夏天丼」はイートイン限定で、小そばや小うどんを付けたサービスセット(1160円)を提供中。テイクアウトではお新香付きの「初夏天丼弁当」(920円)や、ごはんなしの「初夏の盛り合わせ」(1人前730円)などもあります。
もともとてんやでは、昼のテイクアウト以外にも、夜ご飯のおかずとして天ぷら盛り合わせを購入する方が多いそう。「初夏天丼」の販売は6月上旬頃まで。ぜひ期間内に堪能してみてはいかがでしょうか?
天丼 てんや 公式サイト
※「新千歳空港店」「羽田空港第一ターミナル店/第二ターミナル店」など、一部店舗では初夏キャンペーンの販売内容が異なります。詳しくは公式サイトまで。