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【佐賀市】佐賀にある“チェコ”のカフェって?異国文化に囲まれた寛げる空間でお手頃スイーツ。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

以前、三瀬村にあるアイルランドのお店をご紹介しましたが、

今回もあまり他では聞かない、珍しい国をモチーフにしたカフェに行ってきました。

「チェコカフェ ムーイ・ポコイ」

可愛らしい響き。チェコ語で「私の部屋」という意味だそうで、「自分の部屋のように寛いでもらえたら」という店主さんの思いが込められています。チェコ…今まで行ったこともなければ、言葉は1つもわからない…でもそんな遠い国だからこそ、佐賀でその文化に触れられる貴重なスポットとして認知されており、ファンも多いようです。そして、シンプルにスイーツがお手頃価格で美味しいんです!

店内は明るい雰囲気で、淡いグリーンに塗られた椅子や壁画、シャンデリアなどが目を惹きます。内装はほとんど店主さんが手掛けたそうです。というのも、本業はシャンデリアなど輸入業や内装業。

店内にあるシャンデリアも自ら手配したもので、実は販売品!よく見るとタグがついています。本業のショールームも兼ねているとのことで、納得。

もちろん棚も手作りです。並んだ種類さまざまな茶器は、カフェを開店する以前から趣味で集めていたアンティークもの。ドリンクを注文する際、好きなカップを選べます。

ドリンクメニュー。発祥地というわけではないのですが、向こうで広く親しまれているチョコレートドリンク、チェコビールなどもありますが、京珈琲、嬉野紅茶など、幅広い種類を揃えています。「お店の雰囲気は味わいたいけどメニューが難しそう…」なんて心配はいりません。

軽食もチェコの伝統料理のほか、なんと炒飯まで。

スイーツは季節によって内容が変わります。秋ならではの「贅沢和栗のモンブラン」も気になりますが夏の終わりの駆け込み!ということで桃のパフェにしました。

店内もメニューも、珍しさと身近さがバランスよく味わえる

まずは、ホットチョコレート・ミルク(550円)。銀色の茶器に注がれた飲むチョコレート。ココアとは全く違う…チョコレートそのもの!濃厚で、ゆっくりと喉を通り、体に沁み渡っていく甘さです。

「グラスレアチーズパフェ 桃バージョン 白桃ソルベいり」(500円)。このサイズ、そして桃のパフェで500円とは、なかなか驚き。しかも掘り進めていくと、中はレアチーズと白桃ソルベ、角切りの桃がぎっしり。

箸休め的なスポンジやコンフレークなどは入っておらず、全層、密!ボリュームたっぷり。甘酸っぱいレアチーズと熟した桃、程よい甘さの生クリーム。間違いない組み合わせです。

お洒落な雑貨に囲まれた店内と、気になる“あの模様”。

縁のなかった文化に囲まれながらも、居心地の良い店内。文化を重んじつつ、店主さんの遊び心をうまく取り入れたり、チェコに縛りすぎない程よく肩の力が抜けた空間づくりがそうさせているのかなと思います。

初めて行く方にも異国文化を意識しすぎず、気軽に足を運んでもらいたいお店です。もちろん、チェコに興味のある方にとってはここぞとない絶好の交流スポット。仕事関係でチェコ語を習ったことがきっかけで、そこから長い経緯を経てカフェ開業に至った店主さん。質問すると穏やかに答えてくださいますよ。

最後に…お店を見つけるとまず気になる外壁。スロバキアとの国境に近い、「ストラージュニツェ」という小さな村にある文化の1つで、その村ではほとんどの家の外壁に花柄のペインティングをほどこしています。青一色の家もあれば、カラフルに仕上げる家も。その雰囲気に魅了され、お店のデザインに採用したそうです。

兵庫南1丁目、「下村」交差点近くにある店舗はコンパクトですが、目を凝らして通りを走っていると、可愛らしい花柄のペインティングに出会えます。ぜひゆっくりとお茶してみてはいかがですか?

※お仕事の関係で営業時間が変更する場合があります。Instagramでご確認ください。

【店舗情報】
店名:チェコカフェ ムーイ・ポコイ
場所:佐賀市兵庫南1丁目3-2
営業時間:10:30~18:30
定休日:水曜日、不定休
電話番号:0952‐65‐2190
URL:Instagram

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年。ラスト20代の2児の母。記者の経験を生かしフリーライターとして活動を始め、ローカル情報や経済コラムなど執筆しています。趣味のドライブや料理、お店巡り、旅行などを楽しみながら、タイムリーで楽しい佐賀の情報をシェアしていきます!よろしくお願いします。

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