性犯罪加害者の家族(親)やパートナー(妻・奥さん・恋人)が出来ること。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
私は、性依存症の治し方 でも書いたのですが、性犯罪加害者の援助をしています。
よく、性犯罪加害者の家族やパートナーから、次のような質問をもらいます。
「私たち家族は、何をしたらいいのでしょうか? 私たち家族に出来ることって何でしょうか?」と…。
私の答えは、いつも同じです。
「カウンセリングに通うことを応援してください。
カウンセリングに通い続けることを、いついつまでも応援し続けてあげてください」
でも、哀しきかな、性犯罪加害者である本人が、カウンセリングに通おうとしているのに、それを邪魔する家族やパートナーは少なくありません。って言うか、多いです。
「最近は落ち着いてるようだし、もうカウンセリングに行かなくっても大丈夫じゃない?」なんてことを平気で言ったりします。
全然、大丈夫じゃありません。
性犯罪の再犯率は、非常に高いのです。勝手に安心したり納得しないでください。
ちなみに性犯罪は、ご両親の育て方に原因や問題があったとか
奥さんに原因や問題があった…とかいうことは、ほとんどないです。
「自分の家族やパートナーがカウンセリングに通っていると、犯罪のことを思い出す。
警察から電話がかかってきた、あの時のショックを思い出す。
自分の家族やパートナーが、カレンダーにカウンセリングに行く日を丸していると、
カレンダーを見る度に、あの忌まわしき事件の思い出が蘇る」
家族やパートナーとしては、「あの事件はなかったことにしたい」云々…。
私は、カウンセラーとして、その気持ちは痛いほどよくわかります。
でも、油断してはいけないのです。
カウンセリングに通わせ続けなければならないのです。
それが、再犯を防ぐ最良の方法なのです。
どうぞ、ご家族の方には、
「本人がカウンセリングに通うことを邪魔しないで欲しい」と切に願う私です。
私(竹内成彦)は、性犯罪の加害者を援助しています。一生懸命に援助しています。
それが、これ以上、性犯罪を増やさないための、性犯罪の被害者を増やさないための方策だと信じています。ぜひ、ご協力ください。最後にもう1度、性依存症の治し方 のページをご紹介し、終りたいと思います。
いつになく熱く短く語りましたが、今日は、以上です。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。