負担率50%超 岸田政権で待ち受ける大増税/日本の年金で王様の暮らしができる国はココ!
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。オミクロンショックによって、株価が大きく下落しました。また、円安が進んでいたのが一転して円高方面に。
しかし、投資家のジム・ロジャーズ氏がいつも言うように、「ピンチはチャンス」です。各国政府はボーダーを強化し、旅行がしばらく制限されるものの、それは一時的な対応です。
また、オミクロンによってコロナが弱毒化されて風邪になる可能性を指摘している専門家も多いです。
そうなると、この危機はいずれ落ち着き、より早く日常生活を取り戻せる可能性も出てきました。
一時的な円高、株安は資産運用を初めたり、積み増したりするチャンスかもしれません。
オミクロンはコロナ終焉シグナルか-JPモルガンが押し目買い勧める
負担率50%超 岸田政権で待ち受ける大増税
月給30万円のサラリーマンが本来もらえるはずの給料から天引きされる税金と社会保険料の割合は、2003年の39.38%から2021年には46%まで引き上げられたという「負担率50%超」という記事とトピックスが話題になっています。
サラリーマンが天引きされる税・保険料負担が増加 2023年に負担率50%超へ
マネーポストの記事によると、年金増税もひっそりと行われていると言います。年金からも税金、社会保険料を支払わなければならないからです。
税率は変わらず税額が増加 年金から搾り取る「隠れ増税」のカラクリ
日本に住んでいる限りは増税は避けられず、ますますひどくなるだけです。住宅ローン控除も改悪される予定で、暦年贈与の廃止も検討されています。別の記事で大増税のスケジュールもまとめたいと思います。
「相続税ルール大改正」の前に!今なら間に合う、駆け込み“生前贈与”のススメ
コロナやオリンピックで積み上がった債務のつけが押し寄せてくるのです。
そんな中、豊かな暮らしをしたいのであれば海外移住をおすすめします。日本の年金をもらいながら、国によっては海外で働くこともできます。
60歳以降、厚生年金に加入し(働きながら)受け取る老齢厚生年金を在職老齢年金といいます。年金額と月給・賞与に応じて年金額は減額されて、全額支給停止になる場合も。
ですが、海外暮らしで厚生年金に加入していなければ、年金は減額されません。
MM2Hの改悪に困惑 老後アジアで生活をするのは困難に
そんな中、老後はタイやマレーシアで豊かに暮らしたい。そんな日本人も多いでしょう。
しかし、リタイアビザの多くは永住権ではなく、更新が必要な物が多いです。更に、マレーシアのMM2Hが10月に改悪されました。
これまでは日本人の標準的な世帯でも目指せる水準だったのが、富裕層でないと満たすことができないくらいのジャンプアップに困惑している人が多いようです。
例えば、新条件では年齢制限は35歳以上、年間滞在日数90日以上、国外収入は月収で約104万円、定期預金は日本円で約2600万円、更新期間は5年ごと、流動資産は3900万円、年間維持費用は1万3000円、事務手数料は本人が1万3000円(被扶養者は7000円)などです。
今までの申請時点での基準は月収28万円程度、資産基準は50歳以上だと約980万円(50歳未満は約1400万円)、10年更新、滞在日数も要件に入っていなかったので信じられないレベルの改悪になります。
MM2Hプログラムの新しい要件は新規申請だけではなく、今後失効する既存パスの延長申請に対して適用される見通しです。
ただし、延長申請する者については、新しい要件を満たすための1年間の猶予期間が与えられるということ。
国外収入が月収104万円あればシンガポールでも就労ビザ取得を目指せるレベルです。
そんな中、標準的な日本の年金で王様のような生活ができて、永住権が比較的簡単に取れる国がヨーロッパや南米にはあるのです。
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