【京都市】左京区 京都映画誕生の碑がある紅葉の有名な『真如堂』にて「殺生石鎌倉地蔵」を拝む♪
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「真如堂(真正極楽寺)」は、984年創建の天台宗寺院で、紅葉の名所としても知られます。
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「京都・日本映画誕生の碑」があり、日本映画の発祥地の一つとしても知られる場所です。
日本映画の父である「牧野省三」先生が「真如堂」を「本能寺」に見立て、明治41年(1908)、日本映画の第1作目である『本能寺合戦』を撮影した場所です。
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過去記事をご参照くださいませ→ 紅葉が美しい『真如堂』にある「京都・映画誕生の碑」!
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「高津商会」の社長の名前も見つけました〜!著名人な方々の名前もずらっと並んでますね。
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日本にシネマトグラフが輸入され、11年以上が経ったのちに『時代劇誕生』『映画誕生』なりました。
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境内の本堂へ続く道に「殺生石鎌倉地蔵」がいらっしゃるのをご存知でしょうか?
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鳥羽上皇の寵愛を受けた宮廷女官玉藻の前が、狐の化け物であることを見破られ、那須野の原まで逃げるも討たれます。その魂が巨石に取り憑き、近づく生き物を殺す石となり、「殺生石」と呼ばれました。話を聞いた玄翁禅師が浄化のために石を割り、地蔵菩薩として鎌倉に安置、この地蔵菩薩を甲良豊後守が信仰して真如堂に遷座し現在に至っています。
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伝説や伝承に名高い大妖怪・九尾(きゅうび)の狐が変化したという殺生石(せっしょうせき)という魔石で創られたという、曰く付きのお地蔵様。
無実の罪を晴らしたり心の病気を治したりというご利益があるといわれるそうですよ!
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日本でも妖怪と言われる「九尾の狐」伝説は根強い人気があり、能にも『殺生石』という題目があったり、歌舞伎、浄瑠璃、御伽草子などの作品の題材にもなってます。
「殺生石」は、昔の人々が「生き物を殺す石」として栃木県那須町の那須湯本温泉付近にあり、つい先日に「割れた」というニュースで注目を浴びていました。
俳人松尾芭蕉も「奥の細道」で『殺生石は温泉の出づる山陰にあり。石の毒気いまだ滅びず、蜂蝶のたぐひ 真砂の色の見えぬほど重なり死す』と書いているほど威力があったのでしょうか。
日本映画の歴史を感じながら、「殺生石鎌倉地蔵」さんにも手を合わせたく思います。
真如堂
所在地: 〒606-8414 京都府京都市左京区浄土寺真如町82
拝観時間: 09:00-16:00
電話: 075-771-0915