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【名古屋市天白区】実はハイキングに最適な低山王国だった!? 新緑の美しい4つの里山登山コースをご紹介

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

あまり緑のイメージがない名古屋ですが、実は天白区は素晴らしい里山の宝庫だということはご存じでしょうか。

牧野ヶ池緑地と相生山緑地という2つの緑地をはじめとして、知る人ぞ知る里山周回ハイキングコースも存在します。

今回はそんな天白区の里山を代表する4つのコースをご紹介したいと思います。

牧野ヶ池緑地

まずご紹介したいのは、天白区の北東に位置する「牧野ヶ池緑地」。メインの池は名東区なのですが、公園南西部に整備されている「竹の小径」周辺は天白区に含まれています

目ぼしい山はないのですが、一帯がよく整備されており、適度なアップダウンの中、竹林や緑美しい森の景色を楽しむことができますよ。

1周30分ほどと難易度も低めなので、ピクニックがてら散策するのがオススメ。高速道路の横にありますが、市街地の中にあるとは思えない雄大な自然が広がります。春の終わりシャガをはじめとした野草の彩りが美しいです

<牧野ヶ池緑地>
住所:愛知県名古屋市名東区猪高町大字高針梅森坂52-175
営業時間:8時30分~19時30分
駐車料金:無料
アクセス:名古屋ICから車で約10分

相生山

住宅街が築かれるなかでも、昔ながらの里山を守っている「相生山緑地」。たくさんの野草を育み、野鳥が生息する、まさに"都会のオアシス"と言える場所です。

緑地全体に遊歩道が整備され、気持ちの良いハイキングを楽しむことができます。緑の美しさは名古屋屈指で、まるで絵画のような樹林のトンネルは必見です。

都会の真ん中にあるのが嘘みたいに人工音は皆無。ひたすらに鳥のさえずりや、木々の葉音が聞こえてきます。何度訪れても発見があり、静かな自然に癒される名古屋イチオシのハイキングスポットです。野鳥を観察したい方は双眼鏡や、カメラの望遠レンズをお忘れなく。

<相生山緑地>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字野並上新田
アクセス:地下鉄相生山駅から徒歩10分

うるおいの森

東山動植物園の下に位置しており、里山の原風景が守られている裏山周辺。その中には「うるおいの森」というハイキングコースが整備されています。

1周1時間ほどと手頃な内容ながら、変化に富んだ山歩きを楽しめ、これほど名古屋の自然の表情にはバリエーションがあったのか!?と驚かされる内容です。

中でもすり鉢状の崖になっている人間地獄は必見。独特の地形は見応えがあり、奥行きある緑の風景が楽しめます。また天白渓湿地も都会のオアシス!清々しい季節こそ、ぜひ足を運んでほしい気持ちの良いコースです。

<うるおいの森>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字八事裏山
アクセス:地下鉄名城線・八事日赤から徒歩約20分、公園内に駐車場あり

植田山

知る人ぞ知る天白区の名山「植田山」。植田山第1号線から東山公園へと抜けて、舗装路で帰ってくる周回コースを歩くことができます

特に展望の良いポイントはないものの、野趣に富んだ里山風景が根付いているのが魅力。山頂の場所が少し分かりにくいですが、それも含めてアドベンチャー感が味わえます。

緑の美しさは格別で、木漏れ日のトンネルや緑のシャワーなど、まるで絵画の中に足を踏み入れたような美しい自然の中でハイキングに没頭することができますよ。先ほどまで日常にいたのに、少し足を踏み入れるとそこは非日常。名古屋らしい登山の醍醐味ですね。

<植田山>
住所:愛知県名古屋市千種区天白町大字植田植田山
アクセス:東山公園 植田山駐車場から徒歩すぐ

いかがでしたでしょうか。今回は天白区の名コースを4つご紹介しました。意外にも素晴らしい低山の宝庫である天白区。ぜひ一度歩いて巡ってみてください。

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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