有名な担々麺のお店なのに〈クサウマな豚骨ラーメン〉がやたらと美味しくて病みつきになる

ラーメンアンテナ｜福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

1/20(土) 8:00

福岡市内で豚骨ベースの「博多担々麺」が有名なお店〈博多担々麺有吉商店〉。冒頭からホントに申し訳ないけれど、お店自身もオススメする、とても美味しい「博多担々麺」を求めてお店に向かっても、最終的には、券売機の上から3段目、決して優遇されたポジショニングではないメニュー「豚骨ラーメン」を、ついポチッと押し（＝推し）てしまう自身を変えられずにいる。

まろやかでコク深い豚骨ラーメン

他にもいろいろとメニューがある中で、最上段のフラッグシップ麺で大人気の「担々麺類」をスルーする勇気を与えてくれるその理由が〈有吉商店〉の「クサウマな豚骨ラーメン」にはある。豚骨スープが放つ濃密ないい香りと、驚くほど、まろやかでコク深い味わいが、やたらと癖になる美味しさがある。

2012年の創業で今年12周年の〈有吉商店〉

1階は、すべてカウンターで10席ほどで、2階は、ゆっくりと飲んで食べられるようにテーブル席が3つほどあるそう。（基本的にお昼利用のお一人様なので、まだ2階に上がったことが一度もない）お店は、平日の月〜木までが翌1時まで。金・土が翌3時までなので、夜の遅い時間にゆっくり飲めて、お酒に合う一品料理も豊富にあるので、お一人様やお二人様ならカウンター席、団体でゆっくりと飲食するなら2階のテーブル席など、あらゆるシーンで活躍してくれそうなお店。もちろんシメには「博多担々麺」が〈有吉商店〉のオススメ（私は豚骨ラーメンがおすすめ）だ。

入口には、担々麺のタペストリーとともに「豚骨ラーメン」もあり、実はお店も「推し」ている。

昔風味のクサウマが癖になり再訪麺

さて、つい先日も、お昼の遅い時間帯に訪麺。時々、思い出して定期訪麺させていただいているお店〈有吉商店〉。まずは入口の外にある券売機で食券を購入する。その券売機でのポジショニングは未だに控えめ。だがしかし、クオリティはかなり高めの「豚骨ラーメン」は、デフォルトで胡麻がたくさん入ったクサウマな昔風味。その「豚骨ラーメン」を選択しながら、トッピングから「煮玉子」を忘れずに追加する、いつもの個人的デフォルトのオーダーになる。

待つことしばしで着丼の「豚骨ラーメン」

お昼遅めの訪麺なのに先客は多数。空いていたカウンター席の右端っこに着座し食券を渡し、麺の硬さは「カタ」でオーダー。待つことしばしで着丼の「豚骨ラーメン」に、別皿で提供される煮玉子を、自身で丼碗にダイブさせたら最終着丼。

シンプルな見た目になるけど、確実に美味しい豚骨フレバーが最高値。いい香りと、しっかりとした「豚骨」を感じながら、この一杯の味の決め手となる、カエシが堪らなくピタッとハマり完璧。味の輪郭がはっきりとしたコク深いスープに仕上がっていて、このエリアでは唯一の「クサウマな至福の一杯」を味わえて、ありがたき幸せだ。