前進か、後退か。ヤマルの負傷で表面化したバルサの問題と、氷山の一角。
三歩進んで、二歩下がる。
人生とは、そういうものだ。そう、割り切れたらいい。だが実際には、そのように簡単にはいかない。
バルセロナの話だ。近年、このクラブは「前に進んでいる」というのと「問題を抱えている」という二律背反の中で、ずっと歩んでいるように見える。
■財政と赤字の計上
バルセロナは、2023−24シーズンを9100万ユーロの赤字で終えた。大きかったのは、子会社に相当する『バルサ・ビジョン』の一部売却の失敗だ。
ドイツの企業である『リベロ』が、この子会社の権利の24,5%買うことで合意していたが、現状、その支払いは滞っている。
あまりネガティブなことを書き連ねたくはないが、実は、問題はもう少し複雑で、根深い。
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