ノート(165) 刑務所における受刑者の分類や仮釈放について
~教育編(3)
受刑44/384日目
検事との再会
この日は新入教育のための講義がなく、朝からギフトボックス作りをしたあと、午前と午後は事務棟の取調べ室で最高検の中村孝検事による取調べが行われた。約1か月ぶりだったが、東京在住の中村検事としても、大阪拘置所に出向くよりは、日帰りが可能な静岡刑務所のほうが遥かに気が楽だという。
取調べの目的は、僕の様子伺いに加え、元上司2人の裁判に向けた「証人テスト」であり、改めて事件当時の流れを再確認されたり、副部長の手帳の記載内容について説明を求められた。中村検事からは、今後の大まかな流れについても明らかにされた。
この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2020年12月
税込1,100円(記事3本)
2020年12月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。