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世界初!棄てられる陶磁器をリサイクルした肥料って?持続可能な社会はまず自宅の食卓から【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

奥渋谷の一角にある老舗洋食器メーカーNIKKOの旗艦店「LOST AND FOUND」で、「人も植物も同じ素材の道具で生活する」というコンセプトのサステナブルなプロダクト「Table Planter (TM)」の展示会が5/9まで開催されています。

「Table Planter (TM) (以下、テーブルプランター)」を共同開発したのは、NIKKOと世界的に活躍する先進的なデザイン・イノベーション・ファームTakram。

店内には、「テーブルプランター」のプロダクトをデザインした各デザイナーの紹介と共に、食器やハーブなどが植えられたプランターがテーブルセッティングスタイルで展示されています。

食事をする器と、インドアグリーンのプランターが同じボーンチャイナでできているというのは、ありそうでなかった新鮮な発想。白で統一されたクリーンなルックスが清々しいですね。

驚いたのは、植物が植えられたプランターの中身。
なんと棄てられる陶磁器をリサイクルした世界初の画期的な肥料なのだとか! 

「テーブルプランター」と同時に開発された肥料の「BONEARTH(R)(ボナース:BONE CHINAとEarthから生まれた名前)」は、岩塩を思わせる白くサラサラした感触。これなら食卓にあっても清潔感がありますね。

インドアグリーンの化粧砂としても美しい「ボナース」
インドアグリーンの化粧砂としても美しい「ボナース」

でも、この白いサラサラが本当に肥料の役目を果たすの?・・・とちょっと不思議ですが、ボーンチャイナの主成分 リン酸三カルシウムは、植物の生長に必須の成分でもあるそう。NIKKOさんでは陶磁器の生産過程で生じる規格外品を肥料としてリサイクルしているといい、陶器の廃棄や埋め立てに伴う環境負荷の削減にも役立つのだとか。

富ヶ谷から渋谷に続く宇田川遊歩道沿いの店内に展示された美しいテーブルプランター
富ヶ谷から渋谷に続く宇田川遊歩道沿いの店内に展示された美しいテーブルプランター

「ボナース」は800g 1320円、300g 715円(税込)
「ボナース」は800g 1320円、300g 715円(税込)

持続可能な社会の実現は、まず自宅の小さなテーブルの循環から――そんな提案を実感できる「Table Planter TM」の展示会にぜひ足を運んでみてください。

LOST AND FOUND TOKYO STORE
LOST AND FOUND TOKYO STORE

「Table Planter TM」展示会
会期:2022年4/2~5/9
会場:LOST AND FOUND TOKYO STORE
住所:東京都渋谷区富ケ谷1丁目15-12
営業時間:11:00~19:00 定休日:火曜日
電話番号:03-5454-8925

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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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