片づけてもすぐに散らかってしまうのはなぜ?考えられる5つの理由と解決策を徹底解説
片づける時間は長くても、散らかるスピードはあっという間に感じる人も少なくないはず。元汚部屋住人の整理収納アドバイザーが、散らかる主な理由5つとその解決策を解説していきます。
1.所有する物の定位置が決まっていないから
まずは、そもそも所有する物の定位置が定まっていないことがあげられます。代表例がリモコンです。リモコンをよく紛失するご家庭は、リモコンの定位置が決まっていません。テレビ台の引き出しなどを定位置にしている場合は、テレビを見ている間にわざわざしまうことは少ないはず。そんなときは、「テレビを見ているときの定位置」まで決めておく必要があります。ライフスタイルや行動パターンを日頃からよく観察しておき、生活動線上に定位置を設定してあげることで自然と戻せるようになります。
2.新規でどんどん物が入ってくるから
たとえ所有する物の定位置が決まっていたとしても、新しく次から次へと物が入ってきていては定位置を決めるスペースや時間をとれなくなってしまいます。解決策としては、「入れ替え制」を意識すること。ストックでも洋服でも使い切ったり手放せた分だけ追加すれば物量は変わりませんし、管理も断然ラクになります。
3.戻す習慣が身についていないから
散らかってしまう最大の原因は、「出したらしまう」ができていないことに尽きます。習慣は自然と身につくものではありません。最初はやはり「意識」から。片づけを習慣にするためには今すでにできている習慣とセットにしてみると効果的でしょう。お風呂に入って出るタイミングで洗面所を片づける、ご飯の前にテーブルの上を片づけるなど。始めはひとつだけでもいいので、継続することを意識してみて下さい。
4.片づけを習ってこなかったから
大人になってからも片づけられない人の言い分として、「片づけを習ったことがなかったから」ということがあげられますが、本当にそうでしょうか?学校ではわざわざ片づけの授業をとらずとも、ひとりひとりロッカーがあり、机の引き出しがあり、無意識のうちに片づける環境があったはずです。そして、習った記憶がないのであれば学ぶこともできるはず。生涯学習が当たり前の今、片づけにおいても例外ではありません。
5.子どもや夫が片づけてくれないから
これは、ある種仕方のない部分もあります。自分の努力で他人の考えを変えることは難しいからです。しかし、片づけについて真剣に向き合えるかどうかがその後の分かれ道となります。子どもが触ってほしくない物はそもそも置かない、持たないなどでシンプル化が加速していくことも可能なはず。仕方ないだけで終わらせず、その中でもできることを見つけることがカギとなります。
片づけられない原因は様々なことが考えられます。各家庭のライフスタイルや物に対する価値観などによっても大きく変わるでしょう。把握するだけで終わらせずに自分はどの散らかりタイプに当てはまるのか原因を追求してみることが、解決の糸口へとつながるでしょう。
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