冤罪によって刑務所で23年を過ごしたグラウンドキーパーを再雇用。あの球団の人事とは対照的!?
シカゴ・ホワイトソックスが、かつて球場で働いていたグラウンドキーパーを24年ぶりに再雇用した。シカゴ・トリビューンのグレゴリー・プラットやMLB.comのスコット・マーキンらが報じている。
レイプと殺人の罪で、ネベスト・コールマンは1994年から刑務所に入れられていた。ただ、これは冤罪だった。DNA鑑定により、昨年11月に無実が判明。コールマンは釈放された。
49歳のコールマンが復帰する球場は、以前と同じだ。ただ、塀の中にいる間に名称は2度変わり、コミスキー・パークからUSセルラー・フィールドを経て、ギャランティード・レイト・フィールドとなった。コールマンが整備したフィールドで三遊間コンビを組んだロビン・ベンチュラとオジー・ギーエンは、その後、2人ともホワイトソックスの監督を務めた。
ホワイトソックスの再雇用は、マイアミ・マーリンズが行った人事と対照的な気もする。こちらは、昨年12月にヤフー・スポーツのジェフ・パッサンが報じた。マーリンズのスカウトだったマーティ・スコットは、結腸癌の手術を受けた3日後、入院している病院で契約を更新しないことを伝えられたという。