【札幌市白石区】疑似災害体験をして知識を高めに行きませんか。来場者は年間6万人の札幌市民防災センター
寒暖差が大きく毎日の洋服選びに悩んでいるいろはです。本日も記事をお読みいただきありがとうございます。
3月11日には東日本大震災が起き12年経ちました。メディアでは特集が組まれ災害に対する記憶を振り返る機会になり、やはり忘れることの出来ない恐怖が今でも残っていると実感しました。
ただ、怖いと思っていても何も変わらないですし、自分の身は自分で守ることも大切なので、災害に対してどう対策しどのようなものかを体験し学びにいってきました。
札幌市白石区 札幌市営地下鉄 東西線’南郷7丁目駅’1番出入口より徒歩3分ほどの場所にある
札幌市民防災センター
2023年3月20日にリニューアルオープン
10名様以上での来館時には予約が必要ですが、通常は無料で入館出来ます。9時半のオープンに入館しましたが、春休みということもありとても多くの子ども達が来館し賑わっていました。
リニューアルに伴い新しくなった箇所は4箇所
- 入館手続きをするタッチ画面が設置
- 消火体験コーナー
- 煙避難体験コーナー
- 2階学習コーナー(新設)
体験コーナーが多くを占めています。
- 煙避難体験
- 消火体験
- 暴風体験
- 地震体験
- 救急体験
- 災害バーチャル体験
全て1階で体験が出来ます。
1.煙避難体験
実際に避難した自身の行動を撮影して、動画を見ながら振り返って学習することができます。
ここは火災で煙が発生した際の避難体験が出来ます。火災がおき停電の暗い中、非常口の誘導灯を目印に避難します。
ポイントは煙を模している布(オーガンジー)よりも姿勢を低くし煙を吸わないようにハンカチや腕で口鼻辺りを覆います。そして、暗い中なので壁に手を当て移動し、ドアを開けたら必ず閉めることが大切なポイントです。(札幌市民防災センターHPより)
ドアを開けることで、空気を送り込むことになり火災が大きくなるそうです。なので、ドアは閉めることが大切です。これは理屈を知ればなるほどですが、どうしてなのかは知りませんでした。知ることが出来てよかったです。
2.消火体験
実際に噴出はしませんが、初期消火体験を学びます。消火器は今だ使用したことがありませんが、いざと言うときの為にはとてもいい経験です。いざは来てほしくはないですが・・・
コンロで火災が起きました。「火事だぁ~」と周りに知らせ、火の元に向けて消火剤を放射しますが、まず始めに黄色の安全栓を抜いて、ノズルを持ち、火元に向けてレバーを握って消火剤を放射します。実際には放射しませんが、一連の流れを体験できたので操作方法が分かりよかったです。
住宅用消火器は、使用期限(期間)は、おおむね5年
因みに、みなさんのご自宅や作業場などにある消火器は使用期限が切れていませんか?住宅用消火器は、使用期限(期間)は、おおむね5年です。
センターにて配布されていました。実はいろはは以前購入した消火器の期限が切れてしまい、家庭用のゴミとしては捨てることが出来ず困っていました。再購入時にお店で引き取ってくれるそうですが、札幌市民防災センターでも回収しているそうです。上記の専用電話もあるので1度問い合わせてみるのもいいかもしれません。
3.暴風体験
3Dメガネを掛けて、風速20mを体験しました。
暴風災害の危険性や対処方法を学ぶことができます。
風速10m、20m、30mの中から、選択します。丁度ご家族で体験されていたのですが、小学1年生ぐらいの男の子がとても驚いたのか怖かったのか大号泣で部屋から出てきました。体験したことのない風速で驚いたのかもしれません。いろはは20mでしたが、全く動けない上、気を抜くと飛ばされそうになりました。調べたところ換算すると自動車で時速72キロほどで走行しているくらいだそうです。例えてみると走行中の窓から顔を出すと考えると危険を感じます。こういう日は出掛けてはいけないですね。
4.地震体験
1度体験してみたかったのがこれです。
いろはは震度4までは経験がありますが、東日本大震災の震度7というレベルは計り知れないと思い、今回体験してきました。こんなにも怖い思いをされたのかと体験なのにとても怖かったです。
家具や電化製品は固定してあるのですが、実際は固定されていないので地震とともに動いて自身の身も守れないとすぐに火を消す、Offにすることが実際できるかどうか不安に感じました。
こちらは是非体験してみることをオススメします。複数の震度を選ぶことが出来ず一回だけの体験となるのですがこういった体験は貴重なものだと思います。
5.救急体験
心肺蘇生やAEDの使い方など一連の流れを解説映像を見ながら体験できます。(※年齢制限:小学4年生以上)AEDの使用方法は知っていると本当にいいので是非これも1度体験をオススメです。
6.災害バーチャル体験
上映25分間はバーチャル映像です。札幌で災害が起きた時を想定していていつ起きてもおかしくない内容でした。風や光を使ってリアル感がありました。
- 津波
- 土砂災害
- 都市型水害
因みにグッチーさんが進行をすすめていくので、とても分かりやすく素敵な声で案内されています。毎時00分より上映され、10時から16時までの一時間ごとの上映となります。なので、一日7回の上映です。見応えがありますよ。
災害に備え今すぐできることがあった。
体験を通して少しでも心構えを持って、対策し備えることが出来ればいざ起きたときにはきっとよかった~と思えるはずです。でも、備えることは、設備、食品備蓄、はたまたリフォームなど意外にお金の掛かることなのですぐには出来ないですよね。そこで、スタッフの方にいいことを教えてもらいました。
家の中の安全対策
地震体験の時に教えてもらいました。
家具の位置を変えるだけで、危険が回避できます。これならすぐできそうです。
2018年9月6日の北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)はまさしく就寝時に起きました。時間は、午前3時7分。先ずは、これから始めませんか。
長い記事となりましたが、これはほんの一部です。より詳しい情報を得るためにも札幌市民防災センターは地下鉄南郷7丁目駅より徒歩圏内ですので、訪れてみてはいかがでしょうか。
現在、春休みに入っていることもあり、お子様連れのファミリーの方や団体の方も多いようですので、札幌市民防災センターのHPにある混雑状況をみて来館時の参考にしてください。
札幌市民防災センターの皆様、この度は取材にご快諾とご協力をいただきましてありがとうございます。
【施設情報】
札幌市民防災センター
住所 / 札幌市白石区南郷通6丁目北2-1
電話番号 /011-868-3535
入館料 /無料
時間 /9:30~16:30(受付時間:45~17:15)
休館日 /令和5年4月以降
年末年始及び第1・第3月曜日(祝日の場合は翌日)
※機器の保守点検などによる臨時休館があります。
公共交通機関 /地下鉄 : 札幌市営地下鉄東西線・南郷7丁目駅(1番出口徒歩3分)
バ ス : 北海道中央バス(72系統、澄78系統、白25系統)・南郷通6丁目停留所
駐車場 /数台 ※駐車スペースに限りがありますので、できるだけ公共の交通機関をご利用ください。
大型バス(2台)、身障者用(1台) ※申込時にお電話で利用をお伝えください。
駐輪場 /12台
10名様以上でご来館の際は、事前にお申込みください。
・多言語対応アプリを活用した英・中・韓の多言語に対応
札幌市民防災センターHP /こちらです。
札幌市HP /こちらです。
Instagram /こちらです。
※こちらの情報は、2023年3月の取材時のものです。
最新の情報は、SNS等にてご確認のほどご来館ください。
・防災マップ(10区分)・ハザードマップ(10区分)・さっぽろ防災ハンドブック
ここなら10区のマップが揃っているので、ご自身の居住地のものがもらえます。