【目黒区】春の「目黒マルシェ」を満喫、行けなかった人は5月4日(土)におかわりマルシェあり!
「目黒通りでピクニックしよう!~ STREET PICK-KNICK/ストリート ピクニック」をテーマに、地元の商店会の協力のもと地域活性イベントとして行われてきた「目黒マルシェ」。
目黒通りの元競馬場~油面交差点辺りを中心に、歩道の上をマルシェ会場としてたくさんのお店が出店する、地元目黒の名物イベントです。
第11回目の開催は2024年4月27日(土)・28日(日)の2日間で行われました
今回はお1人でイベントを切り盛りされている「ANALOG LIGHTING」の代表である山本威史さんにもお会いし、見どころや楽しみどころ、「目黒マルシェ」にかける熱い思いも伺うことができました。
また、春の「目黒マルシェ」に行きそびれてしまったという方に朗報!
なんと、5月4日(土)におかわりマルシェも開催されるとのこと。こちらも合わせてご紹介していきましょう。
職人さんのスゴ技を目の前で楽しめた「田谷(たや)漆器」のブース
今回初めて「目黒マルシェ」と「田谷漆器」のコラボが実現。
能登半島の伝統工芸である「輪島塗」の老舗「田谷漆器」十代目、田谷昂大(たや たかひろ)さん他がスペシャルゲストとしてマルシェにいらっしゃいました。
ブースでは輪島塗の販売、能登半島の日本酒を輪島塗で振る舞うなど、特別な物産展を開催。田谷さんは震災後、石川県の観光大使として勢力的に活動されています。
「目黒マルシェ」では、漆芸沈金の職人である前田安孝さんが目の前で実演してくれました。その鮮やかで細かい手さばきに大人も子どもも食い入るように見ていたのが印象的です。
輪島塗の特徴は、高度に専門化した職人の分業制にあるといいます。木地を作る木地師(きじし)、漆を塗る塗師(ぬりし)など、124にものぼる行程をそれぞれの職人たちが手がけるのは全国でも類を見ないとのこと。
田谷漆器では、この伝統の「手仕事」を守り抜き、ヒバやアテ(ヒノキ・アスナロ)などの天然木に天然漆を用いた漆器作りを貫き、ゆっくり時間をかけたモノづくりに定評があります。
普段なかなか目にすることが出来ない、職人さんの技を間近で見ることができて、とても貴重な体験となりました。
「目黒マルシェ」では今後も田谷漆器との交流を深め、その活動を応援していきたいとのことでした。
「目黒マルシェ」がミクロネシア連邦大使館と初コラボ!
そして今回、もう1つの目玉となったのはミクロネシア連邦大使館とのコラボ。
目黒通り沿い、油面地区にあるミクロネシア連邦大使館の一部を開放し、大使自らウクレレ演奏を披露してくれました。
ポンペイ州、ヤップ州、チューク州およびコスラエ州の4つの州から成る島嶼国家であるミクロネシア連邦と日本は、100年以上にわたる交流関係があり、カツオやマグロなどの供給先としても深いつながりがあります。
現在の場所に移転したのが2023年のこと。地域に開かれた大使館として地元からは親しまれています。
「目黒マルシェ」に特別ゲストとして参加されたことにより、普段はなかなか訪れることができない大使館で南国ムードを味わうことができました。
取材を忘れて満喫してしまった「目黒マルシェ」
山本さんからイチオシブースをご紹介いただいた後は、思いのままに「目黒マルシェ」を満喫。約100店舗が出店する大規模なイベントゆえ、すべてをご紹介しきれません。
限りある時間の中で訪れることができたブースを駆け足でご紹介しましょう。
オーダーのみで和菓子を製造している「ゆり屋」
武蔵小山のミチノサキビルで定期開催されている「ミチノイチバ」でお会いした、和菓子のオーダーメイド製造・販売を手掛ける「ゆり屋」を発見!
みたらし団子と月餅、琥珀糖を販売されていました。
「ゆり屋」のみたらし団子は、ふっくらもちもちしていてとてもおいしいんです。甘辛くて濃厚なタレもたっぷりかけていただきました。
1度食べたら病みつきになるグルメマッシュポテト専門店「アフロポテト」
「ゆり屋」の店主さんから「向こうでアフロポテトさんが出店してるわよ!」と教えていただき、ブースにおじゃましてきました。アフロポテトもやはり「ミチノイチバ」に出店されたことがあるお店。
グルメマッシュポテトのあの絶妙な味が忘れられず「ソーセージ」「チリコンカンチーズ」の2種類を購入です。マルシェイベントで見知ったお顔に出会えるのはとても嬉しく、ワクワクしてしまいます。
お酒のおつまみにも合う「田中惣菜店」のパン
そして「アフロポテト」のお隣は「田中惣菜店」。最寄り駅は西小山で以前、こちらのお店も取材させていただいたことがあります。
「明太バター」と「タバスコカレー」のパンを購入。「明太バター」はスティックタイプで食べ歩きしやすかったので、お昼ご飯として歩きながらもぐもぐしていたら、「満喫してますねー」と山本さんにしっかり見られていました。
濃厚な明太バターの味、おいしかったです!
お土産に「おうさまペッパー」を購入
以前、自由が丘の「試食屋」で初めて生胡椒の塩漬けを食べたことがあります。これが病みつきになるおいしさ!
カンボジア産ブラックペッパーを中心に、希少な完熟レッドペッパー、ホワイトペッパー、生胡椒の塩漬けをラインナップしている「おうさまペッパー」。こちらを取り扱っている株式会社ハンドレッドエモーションのブースにも立ち寄り、生胡椒塩漬けを購入して帰りました。
いつも大行列「レッカービッセン」はお引越した初日に出店
「目黒マルシェ」でいつも大行列ができる手作りハム・ソーセージ工房「レッカービッセン」。今回も大行列を覚悟・・・と思ったら、意外に並んでいない。
そう、実は「レッカービッセン」の目黒本店が目黒道りを挟んでお向かいにお引越ししたばかりだったんです。
まさに移転・オープンしたのが「目黒マルシェ」初日である4月27日(土)。
いつもの場所に「レッカービッセン」の出店がない、と困惑された方も多かったのではないでしょうか。
この他にも、たくさんのお店が出店されており、全部をご紹介できずにすみません。
お客様の出足は少しゆっくりだったようですが、今回も大盛況のうちに無事終了です。次回開催は秋を予定しています。
行きそびれちゃったという方、ご安心ください。直近でまた「目黒マルシェ・サークル」が5月4日(土)に開催されますよ!
本業そっちのけ!? 「目黒マルシェ」に熱い情熱を傾ける主催者の山本さん
目黒通りの歩道を借りて100店舗を超える出店者数というなかなか大規模なイベントに成長した「目黒マルシェ」。冒頭でもお伝えしましたが「ANALOG LIGHTING」代表の山本さんお1人で切り盛りされています。
お会いした日は「もう2日間ほとんど寝てない」とかなりのお疲れモードでした。そんな山本さんですが、地域活性化活動に取り組みつつ、ていねいな手仕事で伝統的なモノづくりに取り組んでいる生産者さんを本業そっちのけで全力応援中。
GW中にもう1回「目黒マルシェ・サークル~おかわりマルシェ~」を5月4日(土)10時~16時に「MEGRO MARC(目黒マーク)」で開催します。
生産者さん・つくり手さんをイベントの主役である「出演者」にした「ほんきもの」マルシェフェスとして盛り上げ、「本気でものづくりをする人が集まる1つのエンターテイメント」を目指していきたいとのこと。
ECサイトが物販の主軸になりつつある現代で、地道に本気でものづくりを続けている生産者さんにスポットライトを当て、その仕事ぶりが再評価される未来を目指して取り組んでいらっしゃいます。
私たちは消費者として「ほんきもの」を応援できたらいいですね。
「目黒マルシェ・サークル」が開催される場所は目黒駅の東口側、住所では品川区西五反田となりますが、駅から歩いて約7分程度となります。今後も月1回ペースで開催される予定です。
年2回開催されている「目黒マルシェ」同様、目黒区にお住まいの方、品川区の方にもぜひ一緒に盛り上げていっていただけたら嬉しいと山本さん。
GW後半はおかわりマルシェをご家族で楽しんでくださいね。
■取材協力
目黒マルシェ/ANALOG LIGHTING代表・山本威史さん