【ダイヤモンドで形成された惑星を発見】海王星ではダイヤの雨が降っている?
皆さんはもし地球から移住するならどんな惑星に住んでみたいですか?本記事では、ダイヤモンドで形成された惑星をはじめ、ダイヤの雨が降る太陽系の惑星をご紹介します。
■ダイヤモンドでできた惑星
地球から40光年の距離にダイヤモンドでできた惑星が発見されました。 その星は「かに座55e」半径は地球の約2倍、質量は約8倍のスーパーアースです。 この星は主に黒鉛や鉄、シリコンで構成されており、地球の質量3つ分にあたるダイヤモンドが眠っていると言われています。
しかし、この星は中心天体のすぐ近くを周回しているため、なんと星の表面は2150度の灼熱の環境。1年はわずか17時間という猛スピードです。ダイヤモンドに囲まれながら生活するのは少し無理そうですね。
しかし皆さんに朗報です。こうしたダイヤモンドでできた惑星は、以前に考えられていたよりも多くあるのだと考えられています。 いつかロケットエンジンが発展し、遠い宇宙からダイヤモンド惑星を地球へ引っ張ってこれれば、一生遊んで暮らせるかもしれませんね。
■太陽系の惑星ではダイヤの雨が降っている?
しかし、40光年先は私達が生きている間に到達することは難しいかもしれません。そんな皆さんに更なる朗報です。太陽系の巨大な氷惑星である海王星と天王星では、ダイヤモンドの雨が降り注いでいます。
実はその内部は数千度の超高温の過酷な環境であり、氷は海を形成していると言われています。そして、この海で水素と炭素がダイヤモンドに変化し、惑星の中心へと沈み込んでいくのです。これは「ダイヤモンドの雨」と呼ばれています。
そして、このダイヤンモンドが沈み込んでいく間にほかの物質とこすれあい、大量の摩擦熱が発生します。例えば、海王星は太陽から遠いため、地球の千分の一程度のエネルギーしか受け取れていませんが、その内部では3倍ものエネルギーを放出しているのです。
海外の研究グループでは、このような現象を再現するため、炭素や水素などで構成された薄膜に高出力レーザーを照射し、ナノダイヤモンドを生成させることに成功しています。 もしダイヤの雨を降らすことができたら、あなたはどうしますか?
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