世にも恐ろしい「ハロウィン小惑星」2015年10月31日に地球に接近、人間の頭蓋骨のような死んだ彗星
皆さんは今年のハロウィンをいかがお過ごしですか?本記事では、2015年に発見された人間の頭蓋骨のような天体「ハロウィン小惑星」をご紹介します。
■一生を終えて宇宙を漂うドクロ惑星
2015年に発見された天体「2015 TB145」は様々な愛称を持っており、「ハロウィン小惑星」や「ドクロ惑星」、そして不気味という意味の「スプーキー」という名前でも知られています。
炭のように暗く一定の条件を満たすと、それはまるで人間のドクロのように見え、おそらく死んだ彗星と推測されています。大きさは625~700メートルで、約5時間の周期で自転しています。元々は彗星でしたが、太陽の周囲をめぐる間に表面の揮発性物質が剥がれ落ちてしまったそうです。
そして2015年10月31日、まさにハロウィンの日には地球からわずか50万kmに距離を通過していきました。これは、月は地球から約38万kmを周回していますので、月よりもほんの少し外側という近さです。人類がハロウィンを楽しんでる光景を見て、ハロウィン小惑星も近づいてしまったのかもしれませんね。
軌道条件によっては、地球からドクロ惑星の顔が見えるくらいの距離まで近づく機会が今後あるかもしれません。いつか科学技術が発展し、ハロウィン小惑星の上で仮装パーティーを楽しむ時代が実現したら面白いですね。
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