関東は、小雪ちらつく真冬の寒さからGWの陽気へ日に日に上昇
あす8日(火)は小雪ちらつく寒の戻り
北日本や北陸の冬の嵐はようやく峠を越えてきましたが、あす8日(火)は関東で寒の戻りがピークとなるでしょう。
あす8日(火)は、伊豆諸島付近に小さな低気圧が顕在化する見込みで、この影響により、明け方から昼頃にかけて、千葉県を中心に冷たい雨が降りそうです。
まだ上空には雪を降らせるような下層寒気が残っていますので、ちょうど朝の通勤通学の時間帯に神奈川西部や東京多摩、埼玉を中心に、雨に雪が混じったり、小雪のちらつく所がある予想です。
なお、雪が降ったとしてもごく少量で、降る時間も短いことから、交通機関への影響などは、ほとんど考えられないと思います。
ただ昼過ぎまでは曇雨天傾向となりますので、日中の気温も10度には届かないような真冬並みの寒さとなるでしょう。
ところが、今週はあすの寒さを凌げば、日に日に気温が上昇していきます。
真冬からゴールデンウィークの陽気へ
上図はウェザーマップが発表している東京都心の10日間予報です。
あす8日(火)は午前中を中心に弱い雨やみぞれが降り、最高気温は9度とひと桁止まりで、真冬並みの寒さとなるでしょう。最高気温が10度に届かなければ先月21日以来、2週間ぶりのこととなります。
ただしこの真冬の寒さは1日限定で、あさって9日(水)にはほぼ平年並みの13度まで上がり、10日(木)には15度を超え、週末には今年初めて20度を超える予想で、13日(日)には21度と4月下旬並みのまさにゴールデンウィーク頃のような陽気となる予想です。
今週は寒暖差とともに、週末にかけて、花粉の飛散がピークに突入しますので、暖かくなっても注意を要する状況です。
上空も冬から春へ、多雪地帯はなだれなどに十分注意
上図は上空1500メートル付近の寒気と暖気の予想を表したものです。
あす8日(火)の朝はまだ関東上空にも冬の寒気が残り、そこに降水域がかかる予想で、弱い雪も予想される状況です。
ところが今週なか頃にはこの冬の空気が北日本へ北上するとともに西日本へは春爛漫の空気が流れ込み、11日(金)頃には東日本までこの春の空気にすっぽりと包み込まれる見込みです。
この春の空気の北上に伴い、北陸や東北の多雪地帯でも最高気温は10度以上まで上がってくる見通しで、一気に雪解けが進むことが考えられるため、なだれや屋根からの落雪、融雪洪水などにいっそうの注意が必要となりそうです。